24日の株式相場見通し=米自動車関税引き上げ検討報道を嫌気して売り先行

市況
2018年5月24日 8時44分

24日の東京株式市場では、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版などが、日本時間24日早朝に、米トランプ政権が現在2.5%を課している乗用車の輸入関税を最大25%に引き上げる案を検討していると報じたことから、国内自動車大手への収益悪化を懸念した売りが予想され、全体相場にも大きな影響を与えそうだ。また、24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円前後と、円高・ドル安が進行していることも売り材料となりそうだ。

23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比52.40ドル高の2万4886.81ドルと反発した。午前中は米朝首脳会談への不透明感などが警戒され、NYダウは下落して推移した。ただ、午後2時に5月1~2日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表され、利上げ加速の思惑が後退すると、米10年債利回りは低下しNYダウは上昇に転じた。アップルやインテルが高く、マクドナルドやメルク、ボーイングも堅調。半面、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスが安く、ゼネラル・エレクトリックが値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比47.500ポイント高の7425.955と反発。

日程面では、新潟県知事選告示(6月10日投開票)、3月の景気動向指数改定値に注目。海外では、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(24~26日まで)、仏ロ首脳会談、ユーロ圏財務相会合、米4月の中古住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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