NY株式:NYダウは75ドル安、地政学リスクや貿易戦争への懸念広がる

市況
2018年5月25日 7時00分

24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は75.05ドル安の24811.76、ナスダックは1.53ポイント安の7424.43で取引を終了した。トランプ大統領が米朝会談の中止を表明し、地政学リスクへの警戒感から売りが先行。またトランプ政権が自動車・自動車部品に最大25%の関税導入を検討していることが報じられ、貿易戦争への懸念が強まった。ただし、昨日のFOMC議事録を受けた長期金利の下落により、引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、運輸や自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーや銀行が下落。

家電量販店のベストバイ(BBY)は、通期見通しを据え置いたことで失望売りを招き下落した。食品のホーメルフーズ(HRL)は、決算内容が嫌気され軟調推移。原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や石油のマラソン・オイル(MRO)などエネルギー銘柄が売られた。一方で、医療機器のメドトロニック(MDT)は、決算内容が予想を上振れ上昇。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード(F)は、自動車輸入に対する関税賦課による好影響を見込んだ買いが広がった。

マーケット終了後にアパレルのギャップ(GPS)が発表した2-4月期決算は、売上高は予想を上振れたものの、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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