注目銘柄ダイジェスト(前場):沢藤電、JDI、テクマトなど

市況
2018年5月29日 12時01分

フィンテック<8789>:89円(±0円)

買い先行も伸び悩む。20年9月期の営業損益目標を27.00億円の黒字と発表している。埼玉県飯能市で開業予定の「ムーミン」を題材としたテーマパーク「メッツァ」の準備にリソースを集中してきたが、開業にメドがたつことで本業の投資銀行事業に集中する。また、20年9月期にはメッツァの収益を年間で取り込むことになる。なお、18年9月期の営業損益は9.50億円の赤字(前期は13.19億円の赤字)を見込む。

沢藤電<6901>:2173円(+213円)

急反発で一時ストップ高。岐阜大学と共同で開発してきたプラズマを用いた水素製造装置「プラズマメンブレンリアクター(PMR)」の高出力化に成功したと発表し、買い材料視されている。PMRはアンモニアから99.999%の高純度水素を毎時150NL製造することができる。同社では2020年の商品化を目指す。今後の水素ステーション向けへの展開などに期待が先行しているようだ。

テクマト<3762>:2204円(+152円)

急反発。大和証券が投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に格上げ、目標株価も2180円から2560円に引き上げている。今期営業利益予想は従来の21.4億円から23.1億円に引き上げ、会社計画の22億円を上回るとみている。情報セキュリティ製品、医療向けサービスなどを中心に需要は強く、国立研究開発法人向け開発やネットワーク端末脅威対策プラットフォーム製品の金融機関向け販売も収益寄与するという。

東海カーボ<5301>:2077円(+137円)

大幅続伸で2月21日の上場来高値を更新している。前日に業績予想の上方修正を発表。韓国の持分法適用会社の連結子会社化に伴い、通期営業利益は637億円から657億円に、最終利益は468億円から686億円に増額修正した。連結子会社化自体は14日に発表済みであったが、短期的な収益貢献度などは織り込まれていなかったようだ。一段の業績変化率の高まりをポジティブ視する動きが優勢に。

JIA<7172>:5610円(-150円)

大幅続落。18日に決議した新株式発行及び株式売出しについて、発行価格と売出価格を決定したと発表している。公募による発行価格は1株当たり5558円で、申込期間は29-30日、払込期日は6月4日。オーバーアロットメントによる売出価格は同じく5558円で、申込期間は29-30日、払込期日は6月5日。発行価格及び売出価格が28日の終値(5760円)を下回っていることから、さや寄せする動きになっている。

JDI<6740>:124円(-14円)

大幅続落。一昨年8月につけた上場来安値138円を割り込み、信用買い残も高水準な中で処分売りの動きが活発化する状況となっている。韓国紙では、アップルは2019年にリリースする全てのiPhone新型モデルに有機ELを採用することを決定したと伝えているもよう。アップル向けの比率が高い中、有機ELへの展開が遅れている同社にとって先行きへの警戒感につながっているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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