日粉は年初来高値、DNA標準物質をバイオプリンティング技術を活用し実現
日本製粉<2001>が続伸し、年初来高値を更新している。同社はきょう、グループのファスマックと農業・食品産業技術総合研究機構、リコー<7752>が共同で、遺伝子検査装置および試薬の精度管理で使うことができるDNA分子の絶対数が1個単位で制御された新しいDNA標準物質を、バイオプリンティング技術を活用して実現したことを明らかにした。
標準物質とは、成分の含有量が明確にされた測定の基準となる物質のことで、DNA分子の数が個数単位で制御された標準物質はこれまで製造できなかった。このほど開発したDNA標準物質の製造法により、遺伝子組み換え食品やがん・感染症の検査など、特定のDNAを検出する遺伝子検査用の標準物質の製造が可能になり、検査をより確実なものにすることができる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)