明日の株式相場見通し=様子見ムードで手控え、25日線奪回は好材料
あす(7日)の東京株式市場は、現地7日(日本時間8日未明)の日米首脳会談や8日から開催されるG7サミットを前に、様子見ムードが強まるなか売り買いともに手控え姿勢が際立つことになりそうだ。ただ、きょう午後4時ごろから、外国為替市場で1ドル=110円台前半へと円安・ドル高が進行しており、この水準が継続するようであれば、あすの株式市場にとって追い風となる。
市場関係者からは「きょうは、後場に入って株価指数先物主導で日経平均がジリ高歩調となった。指数への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、KDDI<9433>の3銘柄で日経平均を72円分押し上げた。ただ、きょうまでの3日続伸によって、日経平均が25日移動平均線(2万2568円15銭=6日)上回ってきたことから、先高期待感を指摘する向きもある」との見方が出ていた。
6日の東京株式市場は、米国株市場に追随してリスクオンの流れが続き、日経平均は終値で約2週間ぶりに2万2600円台まで上値を伸ばしてきた。日経平均株価終値は、前日比86円19銭高の2万2625円73銭と3日続伸した。
日程面では、日米首脳会談、滋賀県知事選告示、4月の景気動向指数、5月の都心オフィス空室率に注目。海外では、ロシア・プーチン大統領の国民対話が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)