今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合の結果判明を待つ状況

通貨
2018年6月15日 8時38分

14日のドル・円相場は、東京市場では110円38銭から109円92銭まで下落。欧米市場でドルは109円92銭から110円69銭まで買われており、110円60銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は、110円台半ばで推移か。日本銀行の金融政策決定会合を控えて様子見ムードが強まる中、ドル買い・円売りが優勢となっている。日経平均株価の動きを手掛かり材料に、110円台半ばで堅調に推移する展開が予想される。

欧州中央銀行(ECB)は14日、量的緩和策を年内に終了すると発表した。政策金利については、少なくとも2019年夏までは現在の水準にとどまるとの方針を示した。これを受けて、市場では金融正常化が予想よりも時間がかかるとの思惑が広がり、ユーロ安・ドル高が進行。この動きが対円にも波及し、ドルは強含みで推移している。ただ、トランプ米政権が中国の知的財産権侵害に対抗する貿易制裁関税を15日にも発動すると報じられていることから米中貿易摩擦への懸念が根強く、ドルの上値を抑えている。

本日の東京市場では、日銀金融政策決定会合の内容を手掛かり材料に、主に110円台半ばの水準でしっかりとした値動きが予想される。金融政策決定会合では現行の金融緩和策維持が賛成多数で決定される見込みだが、物価動向についてどのように判断するか、黒田日銀総裁の会見に注目が集まっている。

《CS》

提供:フィスコ

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