NY株式:NYダウは103ドル安、貿易摩擦への懸念が相場の重し

市況
2018年6月19日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は103.01ドル安の24987.47、ナスダックは0.65ポイント高の7747.02で取引を終了した。対中貿易摩擦への懸念から売りが先行。6月NAHB住宅市場指数が年初来の低水準に落ち込んだことも嫌気された。原油相場の上昇に伴い、引けにかけて下げ幅を縮小したものの、上値の重い展開となった。セクター別では、エネルギーやソフトウェア・サービスが上昇する一方で電気通信サービスや家庭用品・パーソナル用品が下落した。

製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、尋常性乾癬治療薬が米食品医薬品局(FDA)の承認取得に失敗し、大幅下落。半導体のインテル(INTC)とメディアのウォルト・ディズニー(DIS)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け軟調推移。一方で、原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、一部アナリストが4-6月期にフリーキャッシュフローが予想を大幅に上回る可能性を指摘し上昇した。

複写機のゼロックス(XRX)は、著名投資家カール・アイカーン氏らの圧力を受けて富士フイルムとの統合計画を破棄した問題で、富士フイルムが10億ドルの賠償を求めて提訴し、先行き不透明感から売られた。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.