注目銘柄ダイジェスト(前場):KeyH、窪田製薬HD、インフォテリなど

市況
2018年6月19日 12時04分

JXTG<5020>:742円(+11円)

反発。原油相場の上昇が材料視されている。昨日のNY原油市況では、WTI先物は前日比0.84ドルの上昇、OPEC総会で増産が議論されるとみられるが、増産規模はかなり圧縮されるとの思惑が強まってきているもよう。米エネルギー関連株上昇の流れを引き継ぐ形にも。なお、一部の米系証券では目標株価を1000円に引き上げているようだ。

クボタ<6326>:1823円(+55円)

大幅反発。前日に大阪北部で震度6弱の地震が発生し、それにより、高槻市や吹田市など広い範囲で水道管の破裂や漏水が目立ったと伝わっている。緊急の取り換え需要に加えて、インフラ老朽化があらためて意識される状況となり、今後の更新需要の拡大なども想定される形になっている。鋳鉄管で国内トップの同社には、活躍余地が広がるとの思惑なども高まる格好のようだ。

グレイス<6541>:1945円(+90円)

大幅に反発。東証に本則市場への変更予備申請を行ったと発表している。同社は16年12月に東証マザーズに上場しているが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図るためには、東証1部へ市場変更を行うことが重要であると考えたと説明している。市場変更時における公募増資及び売出しについては、現時点では計画していない。1部上場が決まればTOPIX構成銘柄として需要が膨らむとの思惑から先回り買いが入っている。

ツルハHD<3391>:14480円(-1340円)

大幅続落。前日に前5月期の決算を発表、営業利益は402億円で前期比14.0%増益、ほぼ市場想定通りの着地となった。一方、今期は418億円で同3.9%増益にとどまる予想、450億円程度の市場コンセンサスを大きく下回っている。杏林堂薬局の連結化の影響を除くと約1%増益の見通し。登録販売士手当、最低賃金上昇など人件費増加がコストアップ要因につながるようだ。

インフォテリ<3853>:1095円(-199円)

大幅反落で下落率トップ。前日に、これまで非開示だった19年3月期業績見通しを発表。営業利益は2.5億円で前期比57.7%の大幅減益予想、予想外の大幅減益見通しにネガティブなインパクトが先行している。売上高は2ケタ増収の予想だが、ハードウェア製造企業とのアライアンスを含むIoT関連新ラインアップの投入、積極的な人材採用など、2020年度の中期計画達成に向けた先行投資が利益を圧迫する見通しのようだ。

KeyH<4712>:184円(+50円)

大幅に続伸。連結子会社のKeyStudioが映像・音楽ソフトの企画を手掛けるY&N Brothers(東京都千代田区)及び広告企画開発事業のallfuz(東京都渋谷区)と業務提携契約を締結し、特別顧問にタレント育成などで豊富な経験を持つ秋元康氏を招聘すると発表している。また、エンターテインメントコンテンツの企画などを行う合弁会社を設立するほか、秋元氏らを割当先として新株予約権32万0294個(潜在株式数3202万9400株)を発行する。

やまねメディ<2144>:799円( - )

ストップ高買い気配。暗号通貨発行を伴う新事業を主力事業として位置付けると正式に意思決定したと発表している。暗号通貨推進室、暗号通貨研究室、暗号通貨事業推進会議を組成して社内での推進体制を整備した。また、金融庁と事前審査を含む事前協議を開始している。総合ケアセンターをプラットフォームとして活用するなど、暗号通貨事業とのシナジーを高める企業戦略を推進するという。

窪田製薬HD<4596>:451円(+80円)

大幅に反発。100%子会社の米アキュセラ・インクが実施した「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2相試験のデータを解析した結果、網膜黄斑部の浮腫を改善する可能性が示唆され、プラセボ群と比較して統計学的有意差が認められたと発表している。糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫の進行に関連のある網膜の厚みや網膜全体の容積において改善が認められたという。

《ST》

提供:フィスコ

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