21日の株式相場見通し=堅調地合い引き継ぎ買い優勢、円高・ドル安進行は一服

市況
2018年6月21日 8時35分

21日の東京株式市場は、きのう反発した地合いを引き継いで買い優勢となり、日経平均株価は堅調推移となりそうだ。ただ、米中貿易摩擦への警戒感は根強いことから、上値は限定的と想定される。21日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円30銭台と円安・ドル高が進行している。

20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比42.41ドル安の2万4657.80ドルと7日続落した。米中貿易摩擦への懸念が続き、通信や素材、金融セクターなどが下落した。一方、ハイテク株は堅調でナスダック指数は最高値を更新した。コカ・コーラやマクドナルド、ジョンソン&ジョンソンが安く、スターバックスが売られた。キャタピラーも安い。半面、アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)が高く、エヌビディアやネットフリックスが値を上げた。NYダウ構成銘柄から外れることが発表されたゼネラル・エレクトリックが安く、新たに同構成銘柄に採用されたウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが上昇した。ナスダック総合株価指数は、前日比55.930ポイント高の7781.515と反発した。

日程面では、ジェネリック医薬品原薬の仕入販売、製剤(医療用医薬品・一般用医薬品)の製造販売および仕入販売、製剤に係る製造受託を手掛けるコーア商事ホールディングス<9273>が東証2部市場へ、資産運用を支援するプラットフォーム「ZUU Online」を中心とした金融商品やフィンテックサービスとユーザーのマッチングを行うフィンテック・プラットフォーム事業を展開するZUU<4387>が東証マザーズ市場へ、システム開発およびインフラ・セキュリティサービスを提供するSIG<4386>が東証ジャスダック市場へ、それぞれ新規上場する。

このほかに、5月の全国スーパー売上高に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合、英中銀が金融政策発表、米5月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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