東京為替:ドル・円は小じっかり、貿易戦争への懸念後退で

通貨
2018年6月21日 12時09分

21日午前の東京市場で、ドル・円は小じっかり。世界的な貿易戦争への懸念が弱まるなか、日本株の堅調地合いを背景に円売りが優勢となり、ドルを押し上げた。

米国の鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限に関し、トランプ政権は日本や中国などから輸入する一部製品を追加関税の適用から除外する方針が示し、日経平均株価は上昇に転じた。それを受け、円売りが強まり、ドルは一時110円60銭台に乗せた。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなり、目先の日本株高継続への思惑から、円売りは午後の取引でも継続する見通し。また、欧米株式先物はプラス圏で振れており、今晩の欧米株高を意識したドル買い・円売りが観測される。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円33銭から110円64銭、ユーロ・円は127円68銭から128円01銭、ユーロ・ドルは1.1561ドルから1.1580ドルで推移した。

【要人発言】

・布野日銀審議委員

「物価の先行きは下振れリスクが大きく、注意が必要」

「強力な金融緩和を粘り強く推進していくことが必要」

「目標達成の具体的な期限を設け、単純に物価の上昇を目指しているわけではない」

【経済指標】

・NZ・1-3月期GDP:前年比+2.7%(予想:+2.7%、10-12月期:+2.9%)

《MK》

提供:フィスコ

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