東京株式(大引け)=176円安、貿易摩擦による米経済への影響懸念

市況
2018年6月22日 15時57分

22日の東京株式市場は、米株安や為替の円高基調を背景に日経平均株価は反落となった。ただ、後場は下げ渋り2万2500円台はキープした。

大引けの日経平均株価は前営業日比176円21銭安の2万2516円83銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は15億9404万株、売買代金概算は2兆6688億円。値上がり銘柄数は1035、対して値下がり銘柄数は990、変わらずは66銘柄だった。

きょうの東京市場はリスク回避ムード。前日の米国株市場ではNYダウが8日続落と下値模索の展開が続いていることや、外国為替市場では1ドル=110円を割り込む円高に振れたことで、主力株中心に向かい風の強い地合いを強いられた。引き続きトランプ政権の打ち出す保護主義政策が貿易摩擦への懸念を生んでいる。米フィラデルフィア連銀が発表した6月の製造業景況指数が急低下しており、盤石とみられた米経済の景況感にも貿易摩擦問題が影を落としているとの見方が浮上、買い手控え感を助長している。ただ、後場は押し目買いに下げ渋った。前日とは逆のパターンで値上がり銘柄数は値下がりを上回っており、TOPIXの下落率は0.3%にとどまった。前日の反動で日経225主導の下げであったことがうかがわれる。

個別では、トヨタ自動車<7203>が売られ、ソフトバンクグループ<9984>も値を下げた。任天堂<7974>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>下落した。ファナック<6954>が軟調、SUMCO<3436>の下げが目立つ。エムティーアイ<9438>が急落、オハラ<5218>、Olympicグループ<8289>なども大幅に下落した。コロプラ<3668>、パルコ<8251>も安い。

半面、JT<2914>がしっかり、昭和電工<4004>、SMC<6273>も買い優勢だった。三ツ星ベルト<5192>が値を飛ばし、ソルクシーズ<4284>も高い。LINE<3938>が大幅高、佐鳥電機<7420>も大きく上昇した。ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が買われ、メンバーズ<2130>、ビジョン<9416>なども上値を追った。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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