【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安や円高で売り優勢も後場下げ渋り (6月22日)

市況
2018年6月22日 16時25分

日経平均株価

始値  22456.45

高値  22535.65(14:59)

安値  22414.18(09:08)

大引け 22516.83(前日比 -176.21 、 -0.78% )

売買高  15億9404万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆6688億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反落、米株安や円高を背景にリスク回避ムードに

2.米経済指標に貿易摩擦の影響も意識、NYダウ8日続落で投資家心理悪化

3.為替は1ドル110円を下回る円高に振れ、主力輸出株にネガティブ材料

4.日経225偏重の下げで、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る状況

5.トヨタ、ソフトバンクグループなどの下げが目立ち、内需系材料株が高い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは196ドル安と8日続落した。米中貿易摩擦激化への懸念や、欧州株が全面安となったことを受け、売りが優勢となった。

東京市場では、米株安や為替の円高基調を背景に日経平均株価は反落となった。ただ、後場は下げ渋り2万2500円台をキープした。

22日の東京市場は、リスク回避ムード。前日の米国株市場ではNYダウが8日続落と下値模索の展開が続いていることや、外国為替市場では1ドル=110円を割り込む円高に振れたことで、主力株中心に向かい風の強い地合いを強いられた。引き続きトランプ政権の打ち出す保護主義政策が貿易摩擦への懸念を生んでいる。米フィラデルフィア連銀が発表した6月の製造業景況指数が急低下しており、盤石とみられた米経済の景況感にも貿易摩擦問題が影を落としているとの見方が浮上、買い手控え感を助長している。ただ、後場は押し目買いに下げ渋った。前日とは逆のパターンで値上がり銘柄数は値下がりを上回っており、TOPIXの下落率は0.3%にとどまった。前日の反動で日経225主導の下げであったことがうかがわれる。

個別では、トヨタ自動車<7203>が売られ、ソフトバンクグループ<9984>も値を下げた。任天堂<7974>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>下落した。ファナック<6954>が軟調、SUMCO<3436>の下げが目立つ。エムティーアイ<9438>が急落、オハラ<5218>、Olympicグループ<8289>なども大幅に下落した。コロプラ<3668>、パルコ<8251>も安い。

半面、JT<2914>がしっかり、昭和電工<4004>、SMC<6273>も買い優勢だった。三ツ星ベルト<5192>が値を飛ばし、ソルクシーズ<4284>も高い。LINE<3938>が大幅高、佐鳥電機<7420>も大きく上昇した。ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が買われ、メンバーズ<2130>、ビジョン<9416>なども上値を追った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は日産化 <4021> 、電通 <4324> 、大塚HD <4578> 、ダイキン <6367> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約15円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、ユニファミマ <8028> 、トヨタ <7203> 。押し下げ効果は約87円。

東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)倉庫運輸関連、(3)鉄鋼、(4)陸運業、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)パルプ・紙、(3)保険業、(4)鉱業、(5)空運業。

■個別材料株

△北野建 <1866>

500万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△J―HD <2721> [JQ]

子会社がシンガポール企業からシステム開発を受注。

△アプリックス <3727> [東証M]

スマート打刻サービス「DAKOQ」を来月発売へ。

△GMO-PG <3769>

HDI格付けで決済代行で初の最高評価を獲得。

△アクロディア <3823> [東証2]

IoT野球ボールを韓国で発売へ。

△アイル <3854> [JQG]

東証2部に市場変更。

△LINE <3938>

JPモルガン証券が買い推奨に格上げ。

△SECカーボ <5304> [東証2]

人造黒鉛電極の売上高急拡大を計画。

△メガチップス <6875>

米ブラックロックが大株主に浮上。

△佐鳥電機 <7420>

パナソニック <6752> と資本・業務提携。

▼オプトエレ <6664> [JQ]

上期経常は49%減益で着地。

▼コックス <9876> [JQ]

株主優待券を株主優待割引券に変更。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)佐藤商 <8065> 、(2)三星ベ <5192> 、(3)オルガノ <6368> 、(4)TOA <6809> 、(5)CSP <9740> 、(6)北野建 <1866> 、(7)日新 <9066> 、(8)ソルクシーズ <4284> 、(9)LINE <3938> 、(10)エーアイテイ <9381>

値下がり率上位10傑は(1)トーエネク <1946> 、(2)MTI <9438> 、(3)オロ <3983> 、(4)オルトP <3672> 、(5)ジンズメイト <7448> 、(6)Bガレージ <3180> 、(7)キムラタン <8107> 、(8)サツドラHD <3544> 、(9)中越パ <3877> 、(10)オハラ <5218>

【大引け】

日経平均は前日比176.21円(0.78%)安の2万2516.83円。TOPIXは前日比5.80(0.33%)安の1744.83。出来高は概算で15億9404万株。東証1部の値上がり銘柄数は1035、値下がり銘柄数は990となった。日経ジャスダック平均は3915.78円(21.90円安)。

[2018年6月22日]

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