海外投資家の先物買いでNT倍率拡大か、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年6月25日 11時56分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/25付の「DailyOutlook」では、NT倍率について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『PCE(個人消費支出)コア、ISM製造業景況指数、雇用統計など、今来週は主要な6月の米経済指標が発表される予定。それを前に様子見ムードの強まりが予想される。また足元では、米中貿易摩擦など通商問題が懸念されており、この辺りから悪材料が出ると、今週の東京株式市場はやや甘めの地合いになろうか。ただし今週から百貨店、スーパー、コンビニ、専門店、外食など小売り関連企業を中心に3-5月期決算発表が始まる予定。所得の増加を背景に好業績が予想されており、それを織り込む形で小売業の株価上昇が続いている。今後も一段の業績拡大が見込まれ、それに見合った株価上昇が期待できそうだ』と伝えています。

続けて、日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)を比較したNT倍率が12.96倍(6/21時点)と1999年3月以来の高水準になったことを挙げ、『足元でNT倍率が上昇しているのは、海外投資家による日経先物買いが背景のひとつと考える。6月第2週の投資部門別売買動向で、2週連続の買い越しだった海外投資家は9割が先物買い。先物買いの約3分の2が日経先物であった』と分析しています。

さらに、『ただ今後、海外投資家が現物株買いを再開させれば、NT倍率の拡大は一服するであろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは6/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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