日経平均は反落、外部環境の不透明感から内需系への資金シフト続く/後場の投資戦略

市況
2018年6月27日 12時27分

日経平均 : 22251.36 (-90.64)

TOPIX  : 1725.72 (-5.35)

[後場の投資戦略]

26日の米国では貿易摩擦を巡る新たな材料が出ず、本日の東京市場は弱含みながらも比較的落ち着いた動きを見せている。しかし、米国が日本を含む世界各国にイラン産原油の輸入停止を求めていることが一部メディアで報じられたほか、米国による中国企業への投資制限案も今週29日にトランプ大統領へ報告されるもようで、外部環境の不透明感が強まっている。今後も金融市場全体が「トランプ流外交」に振り回される展開を想定すると、輸出関連株などは積極的に手掛けづらい。目先は米国の対中政策を見極めたいとの思惑が強まりそうだ。

歴史的な高水準まで上昇したNT倍率の訂正が意識され、前日は軟調だったファーストリテだが、本日は下げ渋る動きを見せている。主力の輸出関連株などが手掛けづらい以上、業績堅調な内需・ディフェンシブ系銘柄に資金が向かわざるをえない状況であることが窺える。週後半も小売企業の決算などを手掛かりに内需・ディフェンシブ系銘柄の物色が続きそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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