話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホットリンク、システムズD、ガイアックス

注目
2018年6月27日 15時25分

■ホットリンク <3680>  916円  +89 円 (+10.8%)  本日終値

ホットリンク<3680>が大幅続伸。1月10日につけた年初来高値879円を上抜き、5カ月半ぶりに新高値圏に浮上した。ここ人工知能(AI)関連に位置づけられる銘柄が相次いで上値追い基調を強めており、同社株もその流れに乗っている。機械学習や深層学習などを活用したビッグデータ解析ツールを手掛け、ボット機能を活用したマーケティング支援サービスを強化していることでAIボット関連としても人気素地を持つ。また、ブロックチェーン分野ではインフォテリア<3853>が主催するブロックチェーン推進協会の創生時からのメンバーとして参画している。

■システムズ・デザイン <3766>  1,367円  +96 円 (+7.6%)  本日終値

システムズ・デザイン<3766>が続急伸。システムインテグレーションやデータ入力などを手掛けており、人工知能(AI)を活用したコールセンター業務サービスが多岐にわたる業種で引き合い旺盛。ソフトバンクグループ<9984>と販売パートナー契約を締結していることもポイントで、AI活用の知識検索サービス「Kleio(クレイオ)ナレッジリサーチ」を提供している。18年3月期営業利益は55%増と急拡大したが、19年3月期も47%増の3億1800万円予想と5割前後の高水準の伸びが続く見通し。

■ガイアックス <3775>  1,025円  +70 円 (+7.3%)  本日終値

ガイアックス<3775>が上昇。同社は26日、執行役の肥後彰秀氏が日本ブロックチェーン協会の代表理事に就任したと発表。これを受けて、同社のブロックチェーン関連ビジネスの加速などが期待されているようだ。同社は、注力するシェアリングエコノミー事業とブロックチェーンとの親和性が高いと考え、グループ内外のシェアサービス事業への投資や、それらの普及を支えるソーシャルメディア事業に取り組んでいる。また、出資先のTRUSTDOCK(東京都千代田区)では、API型本人確認サービス「TRUSTDOCK」での将来的なブロックチェーンの活用を研究している。

■ジャパンシステム <9758>  357円  +14 円 (+4.1%)  本日終値

ジャパンシステム<9758>が大幅高。同社はきょう、埼玉県所沢市のログインゲートウェイサーバによるID管理・リモート保守監視システムの構築・導入を支援すると発表。所沢市が導入するログインゲートウェイサーバは、ボスコ・テクノロジーズ(東京都港区)の「SMART Gateway(スマート・ゲートウェイ)」が採用され、ジャパンシステムの認定資格「SMART GATEWAY MASTER」を持った技術者がシステム環境の構築・導入を支援するという。

■日本創発グループ <7814>  1,082円  +38 円 (+3.6%)  本日終値

日本創発グループ<7814>が大幅続伸。26日の取引終了後、持ち分法適用関連会社の田中産業が実施する第三者割当増資の全てを引き受け、子会社化すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。田中産業は、国内最大のB倍超(菊4倍)サイズ大判オフセット印刷、大型タペストリーや懸垂幕・垂れ幕・等身大ポスターなどの製造、3Dレンチキュラーレンズやメタル紙への特殊印刷、クリアファイルやパッケージ製作、ブリキ材など金属素材への金属印刷などを手掛ける企業。今回の子会社化により、さらなるグループシナジー創出を目指すとしている。なお、18年12月期業績への影響は今後精査を行うとしている。

■アルトナー <2163>  1,193円  +37 円 (+3.2%)  本日終値

26日、東証がアルトナー <2163> [東証2]を7月3日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■オリジナル設計 <4642>  869円  +25 円 (+3.0%)  本日終値

オリジナル設計<4642>が続伸。この日昼過ぎの日本経済新聞電子版で、「自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は27日午前、都内で会談し、市町村などが手掛ける水道事業を広域化する水道法改正案の今国会中の成立をめざす方針を確認した」と報じられたことを受けて、改正水道法によるビジネスチャンスを期待した買いが入ったようだ。同社は、上下水道に関する建設コンサルタントが主力で、厚生労働省が掲げる新水道ビジョンに則ったアセットマネジメント関連業務を受注するなどの実績から、自治体からの受注が9割以上を占めており、改正水道法が施工されれば、老朽化した水道インフラの更新に伴うビジネスが増加し、同社の受注につながる可能性が高いとみられている。

■サイボウズ <4776>  556円  +16 円 (+3.0%)  本日終値

サイボウズ <4776> が大幅反発。26日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円(予想レンジ中値)→6.5億円(同)に18.2%上方修正し、減益率が33.0%減→20.8%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。グループウエア「cybozu.com」上で提供するクラウドサービスの売り上げが想定以上に伸びることが上振れの要因となる。なお、1-6月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

■日本サード・パーティ <2488>  849円  +18 円 (+2.2%)  本日終値

日本サード・パーティ<2488>が反発。この日、ソフトバンクロボティクス(東京都港区)が開発したヒューマノイドロボット「NAO(ナオ)」の新バージョン「NAO6」の先行販売受付を開始し、同時に先行販売キャンペーンを開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。NAOは、ソフトバンクロボティクスにより開発されたヒューマノイドロボットで、2006年の登場以来、既に70カ国以上、1万3000体以上が活用されているという。今回のNAO6へのバージョンアップでは、機動力や動作性、頑健性の強化、カメラやオーディオの高性能化、ネットワーク接続の高速化など、ハードとソフトの双方で機能が強化されたとしている。

■札幌臨床検査センター <9776>  2,500円  +51 円 (+2.1%)  本日終値

26日、札幌臨床検査センター <9776> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.29%にあたる4万5000株(金額で1億1020万5000円)を上限に、27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■免疫生物研究所 <4570>  992円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

免疫生物研究所<4570>がストップ高。同社はきょう正午に、子会社のネオシルク化粧品が第2四半期(7~9月)に、中国でネオシルクーヒト型コラーゲン配合化粧品「フレヴァンシリーズ」を発売すると発表。業績への寄与などが期待されているようだ。「フレヴァンシリーズ」の中国での販売は現地企業を通じて行い、現時点の受注は6製品合計で約4万個だとしている。なお、ネオシルク化粧品は19年3月期に営業黒字転換を見込んでおり、来期以降は営業利益の大幅増を目指すとしている。

●ストップ高銘柄

ビート <9399>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

やまねメディカル <2144>  559円  -150 円 (-21.2%) ストップ安   本日終値

サムライJP <4764>  416円  -80 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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