今日の為替市場ポイント:原油高などを意識してリスク選好的な円売り継続も

通貨
2018年7月2日 8時34分

6月29日のドル・円相場は、東京市場では110円38銭から110円79銭まで上昇。欧米市場でドルは110円48銭から110円94銭まで上昇し、110円71銭で取引を終えた。

本日7月2日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。原油高が続いていることや米長期金利の下げ渋りを受けて、リスク選好的なドル買い・円売りは継続するとみられる。

ロイター通信の報道によると、米商務省は、トランプ大統領の指示を受けて国家安全保障の強化に向け輸出規制の見直しを開始したもようだ。新たな輸出規制は特定の技術や輸出先、最終用途に関連するリスクに基づく。輸出規制の見直しは、財務省所管で国内資本の買収案件などを審査する対米外国投資委員会(CFIUS)と共同で行なうことになるようだ。識者によると、米国企業の技術が軍事転用可能である場合、輸出規制の対象となる可能性が高いようだ。

なお、日本銀行が本日公表する4-6月期日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)は+22で1-3月期の実績(+24)から2ポイント悪化する見込み。原油高や米中貿易摩擦が輸出企業を中心に景気への下押し要因になるとみられている。米通商政策の今後の展開を予測することは難しいとの声が聞かれており、日本の輸出については予断を許さない状態が続くことになりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.