概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、海外市場の上昇などが支援材料

市況
2018年7月2日 10時28分

【ブラジル】ボベスパ指数 72762.51 +1.39%

29日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比995.99ポイント高(+1.39%)の72762.51で取引を終えた。71779.05から73020.19まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇なども支援材料。一方、インフレ率の加速などが警戒された。6月のFGVインフレ率(IGP-M)は1.87%となり、前月の1.38%と市場予想の1.78%を上回った。

【ロシア】MICEX指数 2295.95 +2.03%

29日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比45.69ポイント高(+2.03%)の2295.95で取引を終了した。2261.58から2295.95まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが継続した。また、成長ペースの加速観測も好感された。FIFAワールドカップの開催に伴い、2018年のロシアの成長率が0.1-0.2%加速すると予測されている。このほか、この日の欧米市場が堅調だったことが買い安心感を与えた。

【インド】SENSEX指数 35037.64 +1.10%

29日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比385.84ポイント高(+1.10%)の35423.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同125.20ポイント高(+1.18%)の10714.30で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。貿易問題をめぐる米印関係の改善観測が指数をサポートした。地元メディアによると、インド政府は一部の米国製品の輸入関税を引き下げる方向で検討しているという。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。

【中国本土】上海総合指数  2847.42 +2.17%

29日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比60.52ポイント高(+2.17%)の2847.42ポイントと5日ぶりに反発した。

自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は前日まで4日続落し、約2年4カ月ぶりの安値水準を切り下げていたこともあり、値ごろ感が着目された。中国人民銀行(中央銀行)が28日に公開した四半期ごとの金融政策執行報告書に関し、金融政策スタンスが「やや緩和」に転換したとの見方が広がったことも買い安心感を誘っている。人民銀は24日、一部銀行を対象に預金準備率を7月5日付で引き下げると発表したばかり。当局の景気下支え策が改めて期待された。

《FA》

提供:フィスコ

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