日経平均は小幅続落、中国株動向に振らされる/相場概況

市況
2018年7月3日 15時49分

日経平均は小幅続落。2日の米国市場でNYダウが3日続伸したこと、円相場も朝方は落ち着きを見せていたことなどから、本日の日経平均は自律反発に期待した買いが先行して77円高からスタートした。前場には上げ幅を3ケタに広げる場面があったものの、中国・上海総合指数が下げ幅を広げるとともに弱含みとなり、後場に入ると一時21574.56円(前日比237.37円安)まで下落した。中国の景気減速への警戒感が広がり、景気敏感株などが売られた。ただ、上海株の持ち直しを受けて引けにかけて急速に下げ渋った。

大引けの日経平均は前日比26.39円安の21785.54円となった。東証1部の売買高は14億8426万株、売買代金は2兆5298億円だった。業種別では、非鉄金属、海運業、精密機器が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、空運業、保険業が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>やKDDI<9433>が小安く、東エレク<8035>、ファナック<6954>などもさえない。一部証券会社の目標株価引き下げが観測されたキヤノン<7751>は2%安。業績観測が報じられたライオン<4912>は3%超下落し、三井金<5706>は非鉄金属市況の下落を受けて5%安となった。また、公募増資の実施を発表した大同工<6373>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などはしっかり。トヨタ自<7203>や資生堂<4911>は小幅に上昇した。仮想通貨を金融商品取引法の対象に検討との報道を受けてマネックスG<8698>が5%超高。プライベートブランド(PB)のフルオーダースーツ発売が伝わったスタートトゥ<3092>も後場買われる場面があった。また、海洋掘削<1606>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。

《HK》

提供:フィスコ

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