話題株ピックアップ【夕刊】(3):T-BASE、IDOM、リテールPA

注目
2018年7月13日 15時19分

■TOKYO BASE <3415>  701円  -150 円 (-17.6%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

TOKYO BASE<3415>はストップ安。前引け後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高29億3000万円(前年同期比0.6%増)、営業利益3億2500万円(同28.2%減)、純利益2億2500万円(同27.8%減)と大幅減益となったことが嫌気された。STUDIOUS業態を3店舗、UNITED TOKYO業態を2店舗、EC業態を1店舗出店した効果で売上高は増収を確保した。ただ、人件費など販管費の増加を吸収できず、減益を余儀なくされた。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高153億6100万円(前期比20.2%増)、営業利益20億2900万円(同28.9%増)、純利益13億8700万円(同23.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■IDOM <7599>  506円  -100 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率2位

IDOM<7599>がストップ安。12日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高714億1100万円(前年同期比0.4%増)、営業利益3億7800万円(同69.5%減)、最終損益1億4600万円の赤字(前年同期4億5700万円の黒字)となり、最終損益が赤字に転落したことが嫌気された。広告宣伝の抑制などが影響し国内直営店で小売台数が減少したことに加えて、商品設計変更の影響で1台当たり小売粗利益が減少したことが響いた。なお、豪州子会社の業績改善はあったものの、大幅な減益を余儀なくされた。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高2900億円(前期比5.0%増)、営業利益76億円(同12.1%増)、最終利益39億円(同9.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■リテールパートナーズ <8167>  1,444円  -123 円 (-7.9%)  本日終値

12日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は10%減益で着地」が嫌気された。リテールパートナーズ <8167> [東証2] が7月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比10.2%減の14.2億円に減り、3-8月期(上期)計画の30億円に対する進捗率は47.6%にとどまり、5年平均の51.8%も下回った。⇒⇒リテールパートナーズの詳しい業績推移表を見る

■大黒天物産 <2791>  4,505円  -285 円 (-6.0%)  本日終値

12日に決算を発表。「今期経常は7%減益へ」が嫌気された。大黒天物産 <2791> が7月12日大引け後(15:30)に決算を発表。18年5月期の連結経常利益は前の期比8.8%減の53.9億円になり、19年5月期も前期比7.4%減の50億円に減る見通しとなった。⇒⇒大黒天物産の詳しい業績推移表を見る

■安川電機 <6506>  3,890円  -160 円 (-4.0%)  本日終値

安川電機<6506>が安い。同社は12日の取引終了後、19年2月期第1四半期(3~5月)決算を発表。決算期変更のため正確な比較はできないが、連結営業利益は171億9000万円(前年同期比30%増)となり、第1四半期として過去最高益を更新した。産業用ロボットや半導体製造装置や工作機械に搭載するサーボモーターなどが好調だった。ただ、SMBC日興証券では12日、決算内容を「ネガティブ」と指摘。同社は通期のモーションコントロール事業の業績予想を下方修正しており、その理由としてサーボモーターがスマホに加え半導体関連で調整に入ってきたことが挙げられている。特に、サムスン電子の設備投資延期で半導体向け需要に影響が出ているとみられ、その影響が一時的か長期化するかが今後の業績のカギを握るとみている。

■Olympicグループ <8289>  1,257円  +237 円 (+23.2%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

Olympicグループ<8289>が続急騰。前日は一時ストップ高に買われており、わずか2営業日で時価総額は約1.5倍になった。長期波動でも2014年7月につけた高値1090円を上抜き約13年ぶりの高値圏に浮上、需給相場の様相を強めている。傘下のサイクルオリンピックが販売する「FREE POWER」は、ギア内部にシリコンゴムを搭載し、踏み込む際にそのゴムを圧縮して反発力を推進力に変換するという電池不要のアシストギアで、電気を使わず電動自転車と同様の効果を持つ世界初の商品として人気が集中している。

■PR TIMES <3922>  2,969円  +370 円 (+14.2%)  本日終値

PR TIMES <3922> [東証M]が急騰。12日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比85.9%増の1.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。地方銀行などとの連携強化を背景にニュースリリース配信サイトの利用企業数が増加し、36.3%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の1.9億円に対する進捗率は66.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■テリロジー <3356>  731円  +81 円 (+12.5%) 一時ストップ高   本日終値

テリロジー<3356>が急騰。あらゆるものをオンライン化するIoTの普及加速で必須となるのがサイバーセキュリティー分野だ。その有力関連株の一角として同社が頭角を現してきた。「サイバーセキュリティー関連では株価4ケタ銘柄が多く、3ケタ台の銘柄は必然的に目立つ」(市場関係者)という。同社はセキュリティー関連製品やIPサーバーなど米新興メーカーの最新技術の取り扱いで強みを持つ輸入販売商社。標的型攻撃の対策ソリューションなどを手掛けていることで活躍余地が大きい。また、7月に入り画像認識技術を活用した自社開発のRPAツール「EzAvater」をリリースしたことを発表、簡単に定型業務自動化ロボットを作成できることを最大の特徴としており、高水準の引き合いが出ているもよう。

■イワキ <8095>  443円  +42 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

イワキ<8095>が続急伸。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年12月~18年5月)連結決算が、売上高290億2400万円(前年同期比3.5%増)、営業利益8億5700万円(同3.7%増)、純利益6億1700万円(同28.8%減)と営業増益で着地し、あわせて中間配当を従来予想の3円から5円に引き上げるとしたことが好感された。なお、年間配当は10円50銭を予定している。インバウンド需要の増加で機能性食品や化粧品原料分野が堅調に推移したほか、通販化粧品分野で広告宣伝費や販促費を効率的に運用したことが奏功。化学品事業で採算の良い部品・メンナンス販売に注力したことも寄与した。なお、18年11月期通期業績予想は、売上高590億円(前期比2.8%増)、営業利益16億円(同1.8%増)、純利益11億8000万円(同5.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■エヌリンクス <6578>  2,470円  +204 円 (+9.0%)  本日終値

エヌリンクス<6578>が6連騰。12日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高12億9200万円、営業利益1億7000万円、純利益1億500万円となり、前年同期は四半期決算を発表していないため比較はないが、上期計画の営業利益1億6900万円を上回ったことが好感された。NHKからの放送受信料の契約・収納代行業務を行う営業代行事業と、チャットシステムを利用した部屋探しサイト「イエプラ」やゲーム攻略サイト「アルテマ」の運営を行うメディア事業がともに好調に推移したという。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高48億5200万円(前期比22.6%増)、営業利益3億5100万円(同11.5%増)、純利益2億3000万円(同13.6%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄

Gunosy <6047>  1,726円  +300 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

TOKYO BASE <3415>  701円  -150 円 (-17.6%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.