本日注目すべき【好決算】銘柄 昭和シェル、テックファム、SEHI (23日大引け後 発表分)

注目
2018年7月24日 7時00分

23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

昭和シェル <5002>  ★上期経常を97%上方修正・10期ぶり最高益更新へ

◆19年3月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の380億円→750億円に97.4%上方修正。増益率が39.1%増→2.7倍に拡大し、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。原油価格が想定より上昇したことに伴い棚卸資産評価益が増えたうえ、石油製品マージンも改善したことが収益を大きく押し上げた。

修正した上期(1-6月)の経常利益予想が15ヵ月変則決算である19年3月期の通期計画980億円に対する進捗率が76.5%にも達しており、通期計画の上振れも期待される。

テックファム <3625> [JQG] ★前期の経常最高益予想を56%上乗せ

◆18年6月期の連結経常利益を従来予想の3.6億円→5.6億円に55.6%上方修正。増益率が2.2倍→3.5倍に拡大し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は4月に続き2回目。自動車アフターマーケット事業でガラス・部品卸業者向けシステムの販売が拡大したことやソフトウエア受託開発事業で注力するAI/IoTソリューション案件の受注が好調だったことが収益を押し上げた。

小野測器 <6858>  ★上期経常を47%上方修正、通期も増額

◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の5.2億円→7.7億円に46.7%上方修正。増益率が7.8倍→11倍に拡大する見通しとなった。計測機器の販売回復で売上が計画を若干上回ったことが寄与。全社で原価改善に取り組んだことや前期に稼働した新情報システムに係わる費用負担が減少したことなどで採算が急改善した。

上期上振れに伴い、通期の連結経常利益も従来予想の9.5億円→10.8億円に13.7%上方修正し、増益率が4.4倍→5.0倍に拡大する見通しとなった。

SEHI <9478> [JQ] ★4-6月期(1Q)経常は52%増益で着地、自社株買いも発表

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比52.4%増の6400万円に拡大して着地した。既存書籍の店頭やインターネットによる販売やウェブメディアなどが好調だった主力の出版事業が収益を牽引した。利息や配当金収入が増加した投資運用事業も増益に貢献した。

同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.59%にあたる60万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元を好感する買いも期待される。

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