前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年7月26日 5時20分

■ジャストシステム <4686>  2,223円 (-161円、-6.8%)

東証1部の下落率3位。ジャストシステム <4686> が急反落。24日の取引終了後、法人向け事業の一部製品について、会社が認めていない契約条件に基づく取り引きを行っていたことが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。同社では返品条項などを付帯した取り引きを認めていないが、法人向けの一部製品について、元従業員が無断で返品条項などを付帯して販売していた事実が判明したという。なお、同行為の開始時期やこれによる損害額などは現在精査中としている。

■ユアテック <1934>  839円 (-56円、-6.3%)

東証1部の下落率4位。ユアテック <1934> が急反落。同社は24日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業損益が8億2100万円の赤字(前年同期は4億2700万円の黒字)に転落したことが嫌気されたようだ。売上高は409億5600万円(前年同期比2.3%減)で着地。配電線や土木建築などの電力工事の減少などが響いた。なお、通期連結業績予想は、売上高2100億円(前期比1.5%減)、営業利益100億円(同15.2%減)とする従来計画を据え置いている。

■富士通ゼ <6755>  1,778円 (-50円、-2.7%)

富士通ゼネラル <6755> が反落。前日に上ヒゲで1930円の高値をつけた後伸び悩んだが、この流れを継いで25日は利益確定売りがかさむ展開となった。記録的な猛暑で家庭用エアコンを製造販売する同社株に物色の矛先が向き、株価は7月中旬以降戻り足を強めていた。24日取引終了後に19年3月期の連結業績予想の修正を発表、最終利益を120億円から125億円(前期比2.8%減)へ増額したが株価を刺激する材料とはなっていない。

■ヤマトHD <9064>  3,248円 (-56円、-1.7%)

ヤマトホールディングス <9064> が続落。24日の取引終了後、子会社ヤマトホームコンビニエンスが法人客に提供している引越サービスに不適切な請求があったことが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出た。過去2年間に引越サービスを提供した全法人3367社の請求金額に関する調査を行った結果、不適切な請求は2640社に対して約4万8000件あり、総額は約17億円に上るという。今後、不適切な請求分を速やかに返金するとしていることから、業績への影響が懸念されている。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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