話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本トリム、航空電子、アドテスト

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2018年7月26日 15時12分

■日本トリム <6788>  5,820円  +760 円 (+15.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

日本トリム<6788>が急反発。同社は25日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は8億1200万円(前年同期比18.2%増)となり、上半期計画10億9000万円に対する進捗率は74.5%に達した。売上高は42億3400万円(同16.9%増)で着地。整水器の6月売上高が過去最高となるなど、主力のウォーターヘルスケア事業が伸びたことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■OBC <4733>  9,670円  +1,130 円 (+13.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

オービックビジネスコンサルタント <4733> が続急騰し、連日で年初来高値を更新した。25日後場(14時30分)に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の最終利益(非連結)が前年同期比35.5%増の26.5億円に伸びて着地したことが引き続き材料視された。主力の中小企業向け業務パッケージソフト「奉行」シリーズの販売が伸びたうえ、バージョンアップ売り上げや安定的な保守契約も貢献し、2ケタ増収を達成したことが寄与。投資有価証券売却益14億円を計上したことも最終利益を押し上げた。

■栄研化学 <4549>  2,695円  +309 円 (+13.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

栄研化学<4549>が大幅続伸。同社は25日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は12億9600万円(前年同期比16.7%増)となり、上半期計画23億8000万円に対する進捗率は54.5%となった。売上高は88億1600万円(同1.1%増)で着地。主力製品の便潜血検査用試薬を中心に海外向けの売り上げが伸びたほか、利益面では売上構成の変化により売上原価率が低減したことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■日本航空電子工業 <6807>  2,021円  +170 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

日本航空電子工業<6807>が大幅続伸。25日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が561億7600万円(前年同期比5.5%減)と減収だったものの、最終利益は40億6500万円(同45.5%増)と大幅な伸びを示しており、これを好感する買いを引き寄せた。また、同日に売買単位を1000株から100株に変更することも発表、流動性が高まるとの思惑から株価にプラスに作用した。

■日本バルカー工業 <7995>  3,280円  +265 円 (+8.8%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

日本バルカー工業<7995>は大幅高で続伸。同社は25日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を497億円から505億円(前期比6.1%増)へ、営業利益を57億円から60億円(同11.6%増)へ、最終利益を40億円から42億円(同9.6%増)へそれぞれ増額した。主力のシール製品や機能樹脂製品の販売が、半導体関連など先端産業市場に向けて想定以上の水準となったことに加え、機器市場並びにプラント市場に向けた売上高も堅調に推移したことが通期業績の上方修正に寄与した。なお、あわせて発表した第1四半期の連結決算は、売上高132億4500万円(前年同期比12.5%増)、営業利益17億4100万円(同15.7%増)、最終利益12億7500万円(同20.2%増)だった。

■オービック <4684>  9,970円  +660 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

オービック <4684> が急反発し、上場来高値を更新した。25日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.6%増の101億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の統合業務ソフト「OBIC7シリーズ」の販売が大きく伸びたことが寄与。大企業向けのシステム構築が引き続き順調に推移した。システムサポート分野で運用支援やクラウドサービスが好調だったことも大幅増益に貢献した。

■蝶理 <8014>  2,100円  +136 円 (+6.9%)  本日終値

繊維商社の蝶理 <8014> が大幅続伸し、年初来高値を更新した。25日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比38.9%増の22.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。化学品事業で有機化学品分野や中国事業が好調だったことが寄与。衛材・建材分野が大きく伸びたうえ、アパレル分野の復調があった繊維事業の利益拡大も業績を押し上げた。上期計画の38億円に対する進捗率は59.1%に達しており、好調なスタートを切ったことが好感された。

■アドバンテスト <6857>  2,641円  +156 円 (+6.3%)  本日終値

アドバンテスト <6857> が急伸。25日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比11倍の165億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。スマートフォンの高性能化を背景に非メモリー半導体用検査装置の販売が大きく伸びたうえ、データセンター向けメモリー用検査装置も好調で、74.3%の大幅増収を達成したことが寄与。なお、想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ135円を据え置いた。通期計画の347億円に対する進捗率は47.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サイゼリヤ <7581>  2,355円  +132 円 (+5.9%)  本日終値

サイゼリヤ <7581> が大幅反発。25日大引け後、株主優待制度における優待品の一部を食事券に変更すると発表しており、利便性の向上を好感する買いが向かったようだ。現行はイタリアの食材や菓子、ワインといった商品を贈呈しているが、輸送費高騰などを踏まえ、一部を食事券に変更する。18年8月末時点の株主を対象とする優待制度から実施する。

■ミルボン <4919>  5,320円  +280 円 (+5.6%)  本日終値

ミルボン <4919> が続急伸。25日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比27.9%増の27.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のヘアケア用剤部門で「オージュア」「milbon」といった高価格帯ブランドが引き続き好調だったことが寄与。オージュア旧バージョンの返品額が想定より大幅に少なかったことも利益を押し上げた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の52.7億円→56.4億円に7.0%上方修正。増益率が5.5%増→12.9%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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