明日の株式相場見通し=好業績銘柄物色の勢い継続、円安進行が支援材料に

市況
2018年8月1日 17時25分

あす(2日)の東京株式市場は、4~6月期決算発表の好業績銘柄を物色する勢いが継続するのに加え、外国為替市場での円安・ドル高傾向も支援材料となり、日経平均株価は続伸となりそうだ。好決算を手掛かりにハイテク関連の一角を買い進む動きが広がりをみせそうだ。

市場関係者からは「きょうは、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が3日ぶりに反発したのに加え、後場に入ると外国為替市場で円安・ドル高が加速したことが株価上昇の追い風となった。日銀が“当分の間、極めて低い金利水準を維持することを想定する”とのフォワードガイダンス(将来の指針)を導入した点を海外勢が重視して、“超低金利の金融緩和状態が維持される”との受け止めが広がり、円安・ドル高が進行した」との見方が出ていた。

1日の東京株式市場は、買い優勢に傾き全体商いも膨らむなか、日経平均は終値で2万2700円台を回復した。終値は、前日比192円98銭高の2万2746円70銭と大幅続伸した。東証1部の売買代金は2兆9652億円と高水準を維持した。

日程面では、ITシステム開発、データベースやクラウドの移行・基盤構築、ERPの導入・運用保守、データセンター運営、自社パッケージソフトの開発・販売などを展開するシステムサポート<4396>が東証マザーズ市場に、解体事業、環境事業および金属事業による総合リサイクル事業を手掛けるイボキン<5699>が東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。

このほかに、7月のマネタリーベースに注目。海外では、ASEAN外相会議、英国の金融政策発表、米6月の製造業受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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