NY株式:NYダウは7ドル安、アップルの時価総額は1兆ドル突破

市況
2018年8月3日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は7.66ドル安の25326.16、ナスダックは95.40ポイント高の7802.69で取引を終了した。米中貿易摩擦への警戒感からアジア・欧州株が全面安となり、売りが先行したものの、携帯端末のアップル(AAPL)の決算が引き続き好感され、主要ハイテク株に幅広く買いが広がる展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や家庭・パーソナル用品が上昇する一方でメディアや素材が下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は、決算で今四半期以降の黒字転換に自信を示し、資金枯渇への懸念が後退し急騰。アップルは、決算を受けた買いが継続し、米企業で初めて時価総額1兆ドルを突破した。ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)はセキュリティ関連スタートアップ企業を23.5億ドルで買収合意し買われた。一方で、食材宅配サービスのブルーエプロン(APRN)は、大幅減収が嫌気され急落。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)やイスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)も、決算内容が嫌気され大幅下落となった。

雇用統計では、非農業雇用者数が19.3万人増、失業率は3.9%増が予想されている。市場を大幅に下回らなければ、年内の追加利上げ見通しが拡大するだろう。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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