明日の株式相場見通し=方向感に乏しい地合い継続、中国株の動向を注視

市況
2018年8月6日 17時39分

あす(7日)の東京株式市場は、4~6月期決算の発表に伴う好業績銘柄へ積極的な個別物色の姿勢は継続するものの、米中貿易摩擦問題がくすぶるなかで全体相場は方向感に乏しい地合いとなりそうだ。また、上海総合指数など中国株式相場の動向に左右される可能性もある。

市場関係者からは「中国政府が3日に、約600億ドル分の米国輸入品に追加関税を課す報復措置を実施する方針を発表したことで、米中貿易摩擦への警戒感が強まった。きょうは、上海総合指数が前週末比プラス圏でスタートしたのを受けて、日経平均株価も前場終値で上昇した。ところが、上海総合指数がその後マイナス圏に転じると、日経平均もジリ安歩調をたどった。また、大手ゼネコンの大成建設<1801>が低調な決算を嫌気して後場後半に急落したことも市場心理を後退させたようだ」との見方が出ていた。

6日の東京株式市場は、前場は買い優勢となり日経平均は高値圏で着地したものの、後場は売りに押される展開となり、結局小幅安で引けた。日経平均株価終値は、前週末比17円86銭安の2万2507円32銭と小幅反落した。

日程面では、6月の景気動向指数、6月の家計調査、6月の毎月勤労統計調査、JPX日経400銘柄入れ替えに注目。海外では、米の対イラン制裁再開、中国7月末の外貨準備高が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.