JPモルガンCEOダイモン氏、「ブロックチェーン技術は本物である」【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年8月7日 16時13分

米銀最大手JPモルガン・チェースを率いるジェイミー・ダイモンCEOは、「ハーバード・ビジネス・レビュー 7・8月号」に掲載されたインタビューで、仮想通貨については言及せず「ブロックチェーン技術は本物である」として「今後多くのことに利用していくつもりだ」との見解を示した。

同氏は昨年9月に「ビットコインは詐欺だ」と発言し、他にも仮想通貨について「チューリップ・バブルよりひどい」「いつの日か代償を払うことになるだろう」「(社員が)取引したらクビだ」など、強烈な批判を展開していた。しかし、同時にJPモルガンが顧客のためにビットコインのデリバティブ取引を行っていたことから、否定的な発言による市場操作の疑いをかけられ、ブロックスウォーター社というイギリスの企業に訴えられたという経緯がある。

その後、今年1月には一部メディアのインタビューにおいて「あの発言を悔やんでいる。ブロックチェーンは本物だ」とコメントしたことが各所で取り上げられ、市場でも話題となった。仮想通貨の土台となるブロックチェーンについても「デジタルの円やドルを誕生させることが可能だ」と指摘していたようだ。

今回の報道で、同氏は法定通貨支払いアプリについて「我々のビジネスにとって最大の破壊的影響力の可能性を持つ」と述べ、「法定通貨や金と仮想通貨は異なっている」とした上で、同社のサービスにブロックチェーン技術を利用していく意向を示したという。

なお、同社は今年5月、銀行間や銀行内での決済にブロックチェーン技術を活用するP2P送金ネットワークについて、米国特許商標庁に特許申請を提出している。また同月、社内に「暗号資産戦略部門」を創設したことも報じられている。

《HH》

提供:フィスコ

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