米ファンドストラット社、「ビットコイン反発の真の兆候は、市場シェアの回復」【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年8月8日 18時09分

米リサーチ会社、ファンドストラット社のトム・リー氏は、「ビットコイン相場は過去2週間低迷しているにもかかわらず、徐々に仮想通貨市場全体に占めるビットコインのシェアは回復しつつある」と指摘し、「ビットコイン反発の真の兆候は、市場シェアの回復である」と発言したことが7日、CNBCの報道により明らかとなった。

ビットコインの時価総額は2017年初め、仮想通貨市場全体の時価総額の約80%を占めていたが、1年後の1月に、その市場規模はわずか約36%に低下した。しかし、1月以降また徐々に上昇している。

リー氏は6日、「ビットコインは現状の水準を保っていれば、大きく値崩れすることはないだろう。人々はビットコインがまた6000ドル前後の水準に下がれば、そこからの回復は難しいと不安視しているだろう」と発言。また、「ビットコインの市場シェアは、今年最高レベルの48%まで上昇している」として「ビットコインの市場シェアは、実際に市場に何が起こっているのかに反応している」との見解を示しているようだ。

ファンドストラット社は今まで、ビットコインの価格予想について強気の姿勢を見せていた。今年5月には、仮想通貨マイニングエコノミストのサム・ドクター氏が顧客レポートの中で、「ビットコイン価格は2019年末までに1BTC=6万4000ドル(日本円で約697万円相当)に達する可能性がある」との見解を示した。

また、翌月6月には、ファンドストラット社のロバート・スルーマー氏が「ビットコインは同社が5月に予想していたラリーに失敗したが、長期的な基調が引き続き上方で9500ドル(104万円相当)が重要な水準になる」と指摘し、「もし、ビットコイン価格が7800ドル(854100円相当)を突破した場合、上昇に勢いがつく」と発言している。

《SI》

提供:フィスコ

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