概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は強含み、小動きで寄り付いた後は上げ幅を拡大

市況
2018年8月9日 10時44分

【ブラジル】ボベスパ指数 79151.70 -1.49%

8日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1194.82ポイント安(-1.49%)の79151.70で取引を終えた。80911.99から78966.21まで下落した。

小幅高で寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半は売りに押された。米中貿易戦争の激化観測が高まっていることが引き続き警戒された。また、レアルなど新興国通貨の先安感が高まっていることなども圧迫材料となった。国内では、不透明な政治環境などが引き続き指数の足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 2293.01 -0.83%

8日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比19.18ポイント安(-0.83%)の2293.01で取引を終了した。2310.65から2275.15まで下落した。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。米政府がロシアに対し、追加の経済制裁を導入するとの報道が嫌気された。また、通貨ルーブルが米ドルに対して約2年ぶりの安値水準まで下落していることもロシア株の売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 37887.56 +0.59%

8日のインドSENSEX指数は強含み。前日比221.76ポイント高(+0.59%)の37887.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.55ポイント高(+0.53%)の11450.00で取引を終えた。

小動きで寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。政府がインド準備銀行(中央銀行)に対し、市中銀行の資本規制を緩和するよう働きかけているとの報道が同セクターの支援材料となった。また、通貨ルピーの下落を食い止めるため、準備銀がルピー買いオペを実施するとの観測もインド株の支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2744.07 -1.27%

8日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.30ポイント安(-1.27%)の2744.07ポイントと反落した。

米中貿易摩擦に対する警戒感がくすぶる。米通商代表部(USTR)は7日、中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第2弾(中国からの輸入品160億米ドル相当に25%の追加関税)を23日に発動すると発表した。これに対し中国側は、同規模の対抗措置を打ち出すと予告している。戻り売りに押された。上海総合指数は7日、前日比2.7%高と急伸していた。

《FA》

提供:フィスコ

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