話題株ピックアップ【夕刊】(3):ダイフク、ツクイ、GMOクラウ

注目
2018年8月9日 15時20分

■ダイフク <6383>  5,200円  +290 円 (+5.9%)  本日終値

8日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。ダイフク <6383> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比27.8%増の89.7億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の467億円→487億円(前期は411億円)に4.3%上方修正し、増益率が13.6%増→18.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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■ツクイ <2398>  1,017円  +53 円 (+5.5%)  本日終値

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3%増益で着地」が好感された。ツクイ <2398> が8月8日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.0%増の11.9億円に伸び、4-9月期(上期)計画の22.3億円に対する進捗率は53.5%に達し、5年平均の48.4%も上回った。

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■GMOクラウド <3788>  3,470円  +125 円 (+3.7%)  本日終値

GMOクラウド <3788> が反発し年初来高値を更新した。8日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比47.4%増の7.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。インターネット通信の暗号化技術により機密情報などを安全に送受信するための「電子証明書」の発行枚数が海外を中心に大きく伸び、セキュリティ事業の収益が急拡大したことが寄与。広告宣伝費や人件費が減少したクラウド・ホスティング事業の採算改善も大幅増益に貢献した。

■アキレス <5142>  2,342円  +79 円 (+3.5%)  本日終値

8日、アキレス <5142> が発行済み株式数(自社株を除く)の6.00%にあたる100万株(金額で27億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は買い付け期間は8月9日から19年7月25日まで。また、発行済み株式数の4.01%にあたる70万株の自社株を消却する。消却予定日は8月23日。

■メルカリ <4385>  4,735円  +115 円 (+2.5%)  本日終値

メルカリ<4385>は3日続伸。同社はきょうの引け後に決算発表を予定している。18年6月期の連結営業損益は30億円強の赤字予想だが、19年6月期の同利益は50億円近い黒字に転換するとの見方も出ており、その結果が注目される。

■サンフロンティア不動産 <8934>  1,328円  +24 円 (+1.8%)  本日終値

サンフロンティア不動産<8934>が続伸。同社は8日取引終了後、19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高は182億1100万円(前年同期比2倍)、営業利益は48億3900万円(同2.3倍)、最終利益は32億5800万円(同2.4倍)と急拡大しており、これを評価する買いを呼び込んだ。投資用不動産販売が好調で収益を押し上げているほか、ホテル事業も業績に貢献している。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益123億円(前期比9.4%増)に対する進捗率は約4割に達している。

■フジHD <4676>  1,961円  +24 円 (+1.2%)  本日終値

フジ・メディア・ホールディングス<4676>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は8日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ引き上げた。目標株価は1870円から2420円に見直した。エクイティストーリーを「都市開発を中心とする収益構造の変化とIR(カジノ)実現によるポテンシャルを今後の株価が織り込む」に変更。主力事業が従来のメディア・コンテンツから都市開発・観光に変わるという収益構造の変化などを評価している。

■ニチイ学館 <9792>  1,003円  -258 円 (-20.5%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は赤字転落で着地」が嫌気された。ニチイ学館 <9792> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は1.5億円の赤字(前年同期は5.1億円の黒字)に転落した。

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■新晃工業 <6458>  1,607円  -300 円 (-15.7%)  本日終値  東証1部 下落率3位

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は35%減益で着地」が嫌気された。新晃工業 <6458> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比34.9%減の5億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の20億円に対する進捗率は25.5%にとどまり、5年平均の46.1%も下回った。

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■宮地エンジ <3431>  2,340円  +400 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

宮地エンジニアリンググループ <3431> が買い気配でスタート。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比28.3%増の15.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の橋梁事業で手持ち工事が順調に進み、2ケタ増収を達成したことが寄与。利益率の高い工事が完了したことに加え、生産効率化やコスト削減の進展なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の23億円→40億円に73.9%上方修正。従来の36.3%減益予想から一転して10.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。併せて、期末一括配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが9.4倍→4.4倍に急低下する一方、配当利回りは3.09%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■エナリス <6079>  613円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

8日、エナリス <6079> [東証M]に対してKDDI <9433> と電源開発 <9513> がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を36.5%上回る1株700円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。なお、買い付けは11月上旬の開始を目指す。

●ストップ高銘柄

グローバルウェイ <3936>  4,300円  +700 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

やまねメディカル <2144>  663円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

エクストリーム <6033>  5,010円  +700 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

中村超硬 <6166>  1,890円  -500 円 (-20.9%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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