デジタル広告業界の信頼性を向上させるオープンプラットフォーム「MetaX」が、日本へ初進出!

経済
2018年8月9日 17時22分

透明性の高いアドテックエコシステムを構築するプロジェクト「MetaX」が日本市場へ初上陸した。デジタル広告業界は不正行為が後を絶たないが、その業界の透明化を目的の、超大手ソフトウェア開発企業やブロックチェーン技術のサービスを展開する名高いConsenSysも認めた注目プロジェクトである。

□不正広告による経済被害8136億!「MetaX」で大幅な詐欺軽減

デジタル広告業界は透明性の欠如によって不正行為が横行し、大きな問題となっている。米国では「アドフラウド」と呼ばれる偽広告取引や、不正な仕掛けのあるサイトへの広告取引による経済被害が、8136億円に及ぶと試算されている。これは、広告キャンペーン全体の最大37%を占めている。

「MetaX」はこのような深刻な問題解決のめに、デジタル広告サプライチェーンにブロックチェーン技術を活用し、アドフラウドを大幅に低減するプラットフォームの構築を目指すものである。

■「MetaX」のポイント

1.adChain分散型サーバー/即時決済を可能にしたスマートIOsを採用

「adChain」は、メディアと広告主の間で、直接デジタル広告のやりとりができて、スマートIOsを採用すれば、暗号通貨での即時決済ができる。

2.adChainパブリッシャーレジストリ/ブランド価値毀損のリスクを大幅に削減

現在の広告業界は、信頼できる媒体を見分ける機能を失っている。「MetaX」はadChainパブリッシャーレジストリというドメインの分散型ホワイトリストを開発した。これによると、監査の結果、ドメインが有効である広告主のドメインがホワイトリストに掲載され、広告主はホワイトリスト上に出稿することで、アドフラウド被害を心配することもなく、広告効果を得ることができる。

3.adToken/多くの目で監視し合う

「MetaX」の暗号通貨adTokenの保有者は、コミュニティ内で特定のドメインの不正行為の有無や、ドメイン自体の品質を監査する役割を担っている。広告主の申請に対して正しい投票をしたadToken保持者はその報償を受けることができるが、負けた側の投票者は、投票したトークンは没収されてしまう。このシンプルな仕組みは、adToken保持者を理性的に判断させ、公平な監査に導くことになる。多くの目で監視し合うことが広告業界の正常化につながる。

4.アドフラウドを事前に組み分け

アドフラウドに徹底抗戦するシステムを開発。アドフラウドを判別する200以上のデータポイントの採用や、多種多様な既存のセキュリティサービス提供者と連携することで、ドメイン元が真正か否かを検証する。

5.プロフェッショナルサービスで企業支援も

プロフェッショナルサービスチームは、ブロックチェーンを既存のビジネスに活用したいと考えている企業をサポートで、専門家による全方向サービスは、コンサルティング業務、商品開発、オンサイトトレーニング、新技術導入のための全面バックアップまでを含むものだ。

「MetaX」のKenBrook氏は、アリゾナ州立大学で学際的な研究とビジネスとコミュニケーションで学士号を獲得し、その後は起業家としてAdtech企業を複数設立。広告業界でのブロックチェーン技術の応用・開発に関心を持ち、2010年からテクノロジー企業を一から築き上げる。現在は、広告やブロックチェーンのコミュニティで活動し、複数のブロックチェーンのスタートアップにアドバイスを行っている。

【ニュース提供・エムトレ】

《US》

提供:フィスコ

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