話題株ピックアップ【昼刊】:ニプロ、ロート、昭和シェル

注目
2018年8月10日 11時38分

■品川リフラクトリーズ <5351>  4,930円  +700 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

品川リフラ <5351> がストップ高。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比58.7%増の25.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。耐火物の販売数量が増加したうえ、原料価格上昇に伴う値上げ効果なども寄与し、14.1%の増収を達成した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の75億円→86億円に14.7%上方修正。増益率が18.6%増→36.0%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

■河合楽器製作所 <7952>  5,450円  +700 円 (+14.7%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位

河合楽器製作所 <7952> がストップ高。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の6.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力のピアノは中国などで販売が伸び、高付加価値品「Shigeru Kawai」は国内を中心に伸長した。また、デジタルピアノは欧州、国内、中国で昨年刷新した最上位モデルの「CAシリーズ」がの販売が好調だった。前期業績が拡大した半導体関連部品や自動車の内装部品を製造する素材加工事業は減益に転じたものの、楽器教育事業の収益拡大で吸収し、大幅増益を達成した。

■ハピネット <7552>  1,753円  +222 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

ハピネット<7552>が3連騰、約5カ月半ぶりに1700円台を回復した。玩具の卸大手で「ニンテンドースイッチ」の好調が収益に大きく貢献している。同社が9日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が472億4900万円(前年同期比34.4%増)と急増、営業利益は7億6700万円(同70.8%増)、さらに最終利益は4億3500万円(同2.5倍)と高変化を示した。これを好感する形で高水準の投資資金を引き寄せている。

■キョウデン <6881>  621円  +74 円 (+13.5%)  11:30現在

キョウデン<6881>が急騰、売買高急増のなか一時15%を超える上昇で630円台まで上値を伸ばし約12年ぶりの高値圏に浮上した。プリント基板が自動車向けなどを中心に絶好調で収益を押し上げている。9日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結営業利益が11億2800万円(同73.3%増)と急増、これをポジティブ視する買いが集中した。

■荏原 <6361>  3,740円  +435 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

9日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は53倍増益」が好感された。荏原 <6361> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は141億円となり、通期計画の360億円に対する進捗率は39.4%となった。

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■ノーリツ鋼機 <7744>  2,348円  +267 円 (+12.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

ノーリツ鋼機 <7744> が続急騰。9日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益が前年同期比31.0%増の13.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。シニア向け雑誌の通信販売が堅調だったうえ、少額短期保険事業を手掛ける連結子会社の増加が寄与し、シニア・ライフ部門の収益が拡大したことが寄与。主力のペン先部材、医療関連のヘルスケア部門が伸長したことも増益に貢献した。上期計画の12億円をすでに16.0%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ニプロ <8086>  1,483円  +138 円 (+10.3%)  11:30現在

ニプロ <8086> が急反発。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比27.4%増の79.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。透析関連製品などの販売が好調だった医療関連事業の収益が拡大したことが寄与。薬価改定の影響や研究開発費などのコスト増加を吸収し、大幅増益を達成した。上期計画の82億円に対する進捗率は97.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■平和 <6412>  2,769円  +240 円 (+9.5%)  11:30現在

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地」が好感された。平和 <6412> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の122億円に急拡大し、通期計画の263億円に対する進捗率は46.5%に達し、5年平均の35.7%も上回った。

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■USENHD <9418>  1,436円  +117 円 (+8.9%)  11:30現在

9日に決算を発表。「上期経常が13倍増益で着地・4-6月期も2.7倍増益」が好感された。USEN-NEXT HOLDINGS <9418> が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。18年8月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比13倍の44.7億円に急拡大した。

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■ロート製薬 <4527>  3,470円  +270 円 (+8.4%)  11:30現在

ロート製薬 <4527> が続急伸。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比47.1%増の52.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内で高機能眼科用薬やスキンケア関連品の高付加価値品、日やけ止めの新製品などが好調だったほか、インバウンド需要も売り上げを押し上げた。海外では中国の売り上げが回復傾向が継続したうえ、米国やヨーロッパも2ケタ増収を達成した。新規分野への先行投資がかさんだものの、増収効果や販管費の抑制で吸収した。

■奥村組 <1833>  3,650円  +280 円 (+8.3%)  11:30現在

9日に決算を発表。「上期経常を15%上方修正」が好感された。奥村組 <1833> が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15.7%増の46.5億円に伸びた。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の54億円→62億円(前年同期は97.8億円)に14.8%上方修正し、減益率が44.8%減→36.6%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒奥村組の詳しい業績推移表を見る

■イーエムシステムズ <4820>  1,246円  +95 円 (+8.3%)  11:30現在

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は14%増益で着地」が好感された。イーエムシステムズ <4820> が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14.2%増の8.4億円に伸び、4-9月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は56.4%に達し、5年平均の34.2%も上回った。

⇒⇒イーエムシステムズの詳しい業績推移表を見る

■タチエス <7239>  1,931円  +140 円 (+7.8%)  11:30現在

自動車シート大手のタチエス <7239> が急反発。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比60.6%増の31億円に拡大して着地したことが買い材料視された。中国で既存受注車種の販売が大きく伸びたことが寄与。収益改善活動の効果が現れた中南米で営業損益が好転したことも大幅増益に貢献した。上期計画の46億円に対する進捗率は67.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■昭和シェル石油 <5002>  1,983円  +142 円 (+7.7%)  11:30現在

昭和シェル石油 <5002> が大幅高。9日大引け後、19年3月期(決算期変更のため15ヵ月決算)の連結経常利益を従来予想の980億円→1600億円に63.3%上方修正したことが買い材料視された。原油価格が想定価格より上昇したことに伴い、棚卸資産評価益が増加することに加え、石油製品のマージンが改善することが利益を押し上げる。業績上振れを踏まえ、今期の年間配当を従来計画の52.5円→106円に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが13.1倍→8.7倍に低下する一方、配当利回りは4.61%(今期15ヵ月決算を年換算)に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■鎌倉新書 <6184>  3,875円  +240 円 (+6.6%)  11:30現在

9日、鎌倉新書 <6184> が8月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ヨータイ <5357>  931円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在

ヨータイ <5357> が買い気配でスタート。9日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.4倍の12.9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。世界景気の回復を背景に主要顧客である鉄鋼メーカーやセラミックス関連などの需要が旺盛で、耐火物の販売が大きく伸びたことが寄与。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の25億円→37億円に48.0%上方修正。従来の31.7%減益予想から一転して1.0%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが10.1倍→6.6倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

●ストップ高銘柄

エムティジェネックス <9820>  8,840円  +1,500 円 (+20.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

エクストリーム <6033>  6,010円  +1,000 円 (+20.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

ビーイング <4734>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在

シンクレイヤ <1724>  655円  +100 円 (+18.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

フォーライフ <3477>  928円  -300 円 (-24.4%) ストップ安売り気配   11:30現在

ダブル・スコープ <6619>  984円  -300 円 (-23.4%) ストップ安売り気配   11:30現在

ヒップ <2136>  1,067円  -300 円 (-22.0%) ストップ安   11:30現在

中村超硬 <6166>  1,490円  -400 円 (-21.2%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、4銘柄

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