個人ブロガー三竿郁夫氏:「Smart Factoryの進化!」【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2018年8月16日 10時02分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ 「IA工房」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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“スマート・ファクトリー”という言葉がよく使われるようになった。産業界・IT業界は、どんどん新語を作り出していかにも新しいコンセプトかのようにニューソリューションとして売り込んでいく。xxTech, xxx4.0 という言葉もよく抱き合わせで使われる。 確かにITを活用した多くの動きが進んでいるのでその動きを見極めて、時には大胆に、時には地道に、自社の課題解決を推進することが業績向上につながる。

最近のスマートファクトリーの企業話題を取り上げてみる。

■ IBMは、”AI+IoTを活用したスマートファクトリー”と称して、匠の技術継承にWatsonで培ったコグニティブ戦略を強調する。

■ 安川電機<6506>は、「生産変動に強い工場」をスマート工場の一つの目標に捉えて入間事業所に最新のスマート工場を実現する

■日本電産 <6594>は、アジアの人員削減をテーマとして、ロボットの活用やAI技術の活用に積極的だ。

■日立ハイテクノロジー<8036>は、ロジスティックスやBPO等をうまく取りまとめた新たなグローバルスマートファクトリーのビジネスモデルを作り上げ、タイを中心に稼働を始めている。

製造業にとって重要なことは、スマートファクトリー、AI, IoTという時代の新語を前面に押し出す大手ITソリューション会社やコンサルティング会社の思惑に惑わされず、具体的な自社の課題を明確にしてそのソリューションを多くの選択の中から選ぶことだ。

企業の改革は、最大3つの課題解決をまず優先するべきだ。 課題を明確にし、社内のそのエリアの専門家を中心にいち早くAI/IoTの活用をトライすること。それがスマートファクトリーへの近道だ。 ここにも起業家と同じスピードを重視する Agile Mindが求められる。 中国企業に遅れを取らないように、、、

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執筆者名:三竿郁夫 IA工房代表

ブログ名: 「IA工房」

《HT》

提供:フィスコ

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