話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホロン、ショーエイ、駅探

注目
2018年8月20日 15時19分

■ホロン <7748>  1,758円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

ホロン<7748>がストップ高。半導体関連株は、主力どころの銘柄は軟調な展開を強いられているが、中小型の好業績銘柄については同社株のように局地的に人気化する銘柄も出ている。同社はフォトマスクの寸法を測定する半導体電子ビーム検査装置が好調で、19年3月期第1四半期(4~6月)期の営業利益は3億6900万円(前年同期は8900万円の赤字)と急改善、これはクォーターで通期計画にほぼ到達する形となった。信用買い残も整理が進み、直近8月10日申し込み現在で昨年12月15日以来約8カ月ぶりの低い水準にとどまっており、売り圧力の限定的ななかで実質的な青空圏を進む展開にある。

■ショーエイ <9385>  666円  +100 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

ショーエイコーポレーション<9385>がストップ高。前週末17日の取引終了後、18年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好感した買いが入っている。毎年3月31日および9月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード500円分を贈呈するとしている。

■駅探 <3646>  1,105円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

駅探<3646>がストップ高。経路検索サービス「駅探」を展開しており、法人向けで優位性を発揮、傘下に収めた旅費管理システム会社も業績に寄与している。企業のクラウド活用が進むなか、同社はクラウド型旅費交通費精算サービス「駅探BIZ」を開発しており、これによる業容拡大効果が注目されている。時価は1000円大台を回復し25日移動平均線との下方カイ離を一気に縮小させているが、7月19日の年初来高値1708円にはまだだいぶ余裕があり上値余地の大きさが意識されている。

■イナリサーチ <2176>  856円  +72 円 (+9.2%) 一時ストップ高   本日終値

イナリサーチ<2176>が急騰、一時ストップ高の934円に買われる人気となった。同社株は足が速く、7月下旬にストップ高連発で1188円まで買われた経緯があるが、その後は一貫して調整色をみせ、前週末時点でほぼ“往って来い”の水準となっていた。しかし、きょうは寄り付きから大口の買いが流入し物色人気が再燃、25日移動平均線とのマイナスカイ離を一気に解消する強烈な戻り足をみせている。バイオベンチャーで新薬開発支援を手掛けるが、特にカニクイザルを使った非臨床試験に強みを持つことで知られる。先月に韓国DNA Link社、日本エスエルシー(浜松市)と、ヒトのがん細胞を移植したマウスを使って新たな非臨床試験を始めると発表しており、今後の展望に対する思惑が株価を刺激している。

■国際チャート <3956>  321円  +23 円 (+7.7%) 一時ストップ高   本日終値

国際チャート<3956>に一時ストップ高。電力業界向けを主力とする計測用記録紙の大手で、スーパーや通販向けにラベル事業も好調で収益に貢献している。18年4~6月期営業利益は前年同期比3.4倍で対通期進捗率も50%を超えている。

■アイティメディア <2148>  666円  +32 円 (+5.1%)  本日終値

アイティメディア<2148>が続急伸。8月1日にマドを開けて買われた後は600円台前半で売り物をこなしていたが、目先もみ合いを上放れる兆しにある。IT系のネットメディアを運営し、広告収入を収益源としているが、ソフトバンクグループに属しており提携戦略などに伴う展開力が強みだ。同社が4月に設立したソフトバンク系企業との合弁会社「アイティクラウド」はクラウド製品をはじめとするIT製品のレビューメディア事業を展開し、米国企業などとの連携で業容拡大を進めている。

■エムアップ <3661>  2,302円  +107 円 (+4.9%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

エムアップ<3661>が大幅続伸、8月中旬を境に戻り相場に転じてきた。同社は携帯向けコンテンツ配信事業を主力とするが、有料会員が増勢にあり、「乃木坂46」や「欅坂46」の公式アプリなどが収益寄与している。eコマース事業も好調だ。前週14日に発表した19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が10億6300万円(前年同期比21.9%増)で営業利益は6300万円(同3.9%減)だった。営業利益は前年実績を下回っているが、トップラインの伸びを評価する流れにある。信用取組は売り買い拮抗で10日申し込み現在の信用倍率は1.24倍。足もと日証金では逆日歩がついており、株式需給面から上値の軽さが意識されている。

■富士ソSB <6188>  909円  +37 円 (+4.2%)  本日終値

富士ソフトサービスビューロ<6188>が大幅続伸。同社はきょう、国税庁から発注された「コールセンター運用業務委託」を受託したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。受託した業務は、消費税軽減税率などに関する一般相談対応や、軽減税率制度の準備状況等の確認などのための発信業務、アンケート結果のデータ入力・集計、書類などの整理・仕分け、その他付随する業務などとなっている。

■大泉製作所 <6618>  833円  +30 円 (+3.7%)  本日終値

大泉製作所<6618>が大幅続伸。同社は自動車向けを主軸とする温度センサーメーカーでその商品競争力の高さは世界でも有数。車載バッテリー向け新商品の開発を強化しており、2次電池用温度センサーや電池充電時の発熱温度監視システムなども手掛ける。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景にビジネスチャンスの拡大が見込まれ、株価は7月下旬を境に大底を一気に離れる動きとなり、時価は26週移動平均線も大きく上回っている。

■メディアフラッグ <6067>  1,056円  +37 円 (+3.6%)  本日終値

メディアフラッグ<6067>が大幅反発。この日正午ごろ、店頭で商品サンプリングと営業代行業務をすべて一括で実施するサンプリング×ラウンダーサービスを開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。新製品発売に伴うリアル店舗での露出は年々高まっており、「販促物を用いた演出効果」「サンプリングによる無償提供」「営業代行」などさまざまな宣伝手法が用いられるようになっている。これまではそれぞれの手法を複数社、別予算での対応をすることでコストが掛かっていたが、費用対効果が測れないなどの課題の声があったことから、同サービスを開始することになったとしている。

●ストップ高銘柄

ユークス <4334>  616円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

日本テレホン <9425>  626円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

モブキャスト <3664>  670円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

エクストリーム <6033>  6,320円  -1,500 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値

など、1銘柄

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