話題株ピックアップ【夕刊】(1):オロ、クックパッド、ニトリHD

注目
2018年8月23日 15時14分

■オロ <3983>  4,690円  +320 円 (+7.3%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

オロ<3983>が急伸。同社はERPパッケージソフトの開発及びメンテナンスを主力とし、大手企業グループから高水準の受注を確保、クラウドを活用したマーケティング支援も展開し収益に反映させている。ERPの稼働ライセンス数が順調に増加しており、18年12月期上期(1~6月)は営業利益段階で前年同期比84%増の6億7300万円と急拡大、通期営業利益予想9億1800万円に対する進捗率は73%に達しており、上方修正期待が強い。

■インソース <6200>  2,498円  +165 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

インソース<6200>が大幅続伸。水戸証券は22日、同社株のレーティングを「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は2450円から3000円に見直した。同社は、民間企業・官公庁向けに研修サービスを運営。第3四半期(17年10月~18年6月)の連結営業利益は前年同期比67%増の7億円だった。主力の講師派遣型研修や公開講座は好調だった。これを受け、18年9月通期の連結営業利益は8億円から前期比52%増の9億円に増額修正された。同証券では、研修事業の伸びが続くとみており、19年9月期の同利益は今期予想比27%増の11億4000万円と連続大幅増益を見込んでいる。

■日本農薬 <4997>  803円  +36 円 (+4.7%)  本日終値

日本農薬<4997>が前日のストップ高に続いて大幅続伸。21日取引終了後、同社に対しADEKA<4401>がTOB(株式公開買い付け)を実施し連結子会社化することを発表した。TOB価格は900円と21日終値より約35%高い水準で、引き続きこれにサヤ寄せする展開。買い付け期間は9月19日まで。また、ADEKAを引受先とする2089万5600株の第三者割当増資も実施する。ADEKAは化学品と食品部門を2本柱としているが今回の子会社化により日本農薬が有する技術との相乗効果を高めるのが目的。

■クックパッド <2193>  444円  +19 円 (+4.5%)  本日終値

クックパッド<2193>が大幅反発。この日、料理動画事業を展開する連結子会社CookpadTVが、三菱商事<8058>を割当先とする40億円の第三者割当増資を実施すると発表しており、これを好材料した買いが入った。今回の資本提携によりCookpadTVは、三菱商事のネットワークやノウハウを活用し、大手流通チェーンと連動し店舗で料理動画を配信する「cookpad storeTV」の事業を国内でさらに加速させ、海外展開も視野に入れる方針。また、三菱商事がグループ企業と展開している流通企業向けデータ分析事業と連携した広告商品の開発など、店頭での新たなサービスの提供に取り組むほか、今回調達する資金を活用して積極的なプロモーション活動を実施して事業展開を加速させるとしている。

■ニトリホールディングス <9843>  16,325円  +605 円 (+3.9%)  本日終値

ニトリホールディングス<9843>が続伸。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比0.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズがタオルケットや敷きパッドを中心に売り上げを牽引したほか、機能性レースカーテン「エコナチュレ」などウィンドウカバリングが好調に推移。また、家具では自社開発のマットレス「Nスリープ」やベッド、ソファが引き続き好調だった。なお、全店では4.0%増だった。

■夢の街創造委員会 <2484>  2,741円  +100 円 (+3.8%)  本日終値

夢の街創造委員会<2484>が大幅反発。この日、同社が運営する宅配ポータルサイト「出前館」が8月24日から26日の3日間、「出前館」半額セールを開催すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社によると、今夏は例年に比べて気温が高く、猛暑日が続いた影響で外出を控える人が増え、出前の需要が高まっているという。今回で12回目となる半額セールの実施で、利用促進や加盟店舗の認知度向上が期待されている。

■インフォマート <2492>  1,275円  +43 円 (+3.5%)  本日終値

インフォマート<2492>は4日続伸。22日の取引終了後、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」の利用企業数が、同日付で22万社を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は15年1月に、企業間における請求書の受け取り・発行業務を紙から電子化する「BtoBプラットフォーム 請求書」のサービス提供を開始。企業の社内外帳票のIT化で電子請求書のニーズが拡大していることを背景に利用企業数を伸ばしている。

■トランス・コスモス <9715>  2,607円  +82 円 (+3.3%)  本日終値

トランスコスモス<9715>が続伸。この日、提供するコンタクトセンターサービスに対して、音声認識ソリューション「transpeech」(トランスピーチ)の提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。「transpeech」は、音声認識エンジンにパートナー企業であるアドバンスト・メディア<3773>の「AmiVoice」を採用し、これにトランスコスモスのコンタクトセンター運用ノウハウと組み合わせることで、顧客企業の要望や運用視点で抽出した課題に対応するというもの。同社では音声認識環境の導入から運用までをワンストップで提供し、コンタクトセンターの品質向上と業務効率化を促進するとしている。なお、トランスコスモスでは18年度中に30社への導入を目指すとしている。

■東海カーボン <5301>  1,959円  +55 円 (+2.9%)  本日終値

東海カーボン<5301>が4日続伸で25日移動平均線とのマイナスカイ離を急速に縮小させているほか、日本カーボン<5302>も3連騰で8月16日の急落で開けたマドを埋める動き。環境問題などを背景とした中国の生産調整の効果で鋼材市況の回復が顕著だ。また、中国政府が違法操業の電炉による粗悪な鉄鋼生産を排除したことに伴い、電炉に必要な黒鉛電極の需給が逼迫している。これが製品値上げにも反映され、日本の黒鉛電極メーカーにとって強い追い風となっている。東海カーボンは18年12月期営業利益予想について今月7日に今期3度目となる上方修正を発表、前期比6.4倍の740億円と急拡大する見通しにある。また、日カーボンも10日に18年12月期の営業利益予想を増額、前期比5倍の130億円予想とこちらも大きく変貌する見込みにあり、ここにきて改めて見直し買いが流入した。

■アイネット <9600>  1,848円  +50 円 (+2.8%)  本日終値

アイネット<9600>が続伸。22日の取引終了後、人工知能(AI)システムの提供などを手掛けるSPJ(東京都千代田区)と、高精度なAIクラウドサービスの共同開発を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の共同開発は、アイネットのクラウドコンピューティングに、SPJのAI技術やAIエンジンを適用することによる新規AIサービスの開発を行うほか、中堅・中小企業向けの安価なAIクラウドサービスの提供を目的としている。今後両社で、コンタクトセンターやヘルプデスク業務のAI化や、インバウンド対応多言語AIチャットボット、各種文章のAIによる意図解釈・自動要約・スペルチェック、商品・サービスのAIによる評判分析などの開発を行うとしている。

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