サイバーセキュリティ関連株が異彩高、米中間選挙にらみ世界的な投資テーマに

材料
2018年8月24日 13時05分

テリロジー<3356>、トレンドマイクロ<4704>、デジタルアーツ<2326>、ソースネクスト<4344>、セキュアヴェイル<3042>、ラック<3857>、新日鉄住金ソリューションズ<2327>、ユビキタス AI コーポレーション<3858>、SIG<4386>、イー・ガーディアン<6050>、シグマクシス<6088>、大興電子通信<8023>などサイバーセキュリティ関連が軒並み上昇し異彩を放っている。

ビッグデータ普及によるデータ利用の拡大やIoT時代の本格到来に伴ってサイバー攻撃によってもたらされる被害もネズミ算的に拡大していく可能性が懸念されている。法人、個人を問わずその対策が急務であるとの見方が強い。総務省では19年度から地域でサイバーセキュリティに精通した人材の育成を進める方針にあり、次世代通信規格「5G」が2020年に実用化されることにも備え、体制整備に向けた取り組みを加速させる方針が伝わっている。また、国家安全保障の観点からもサイバー攻撃への対応は喫緊の課題だ。ロシアが2016年の米大統領選でサイバー攻撃を実施した可能性が濃厚視されるなか、中国がロシアに倣って近隣諸国への“サイバー政治介入”に向けた技術開発に乗り出しているとの観測も浮上。そのなか、トランプ米政権は11月の中間選挙を控え、海外政府からの干渉に対する警戒モードを強めている。サイバー攻撃への対応がグローバルに叫ばれるなか、東京市場でも関連銘柄への視線が一段と熱を帯びてきた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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