NY株式:NYダウは133ドル高、利上げ路線の維持を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は133.37ドル高の25790.35、ナスダックは67.52ポイント高の7945.98で取引を終了した。7月耐久財受注が予想を上振れ、買いが先行。金融・経済シンポジウムで、パウエルFRB議長が景気拡大の継続を背景に、緩やかな利上げ継続が適切になるとの認識を強調したことが好感されたほか、ハイテク株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。S&P500指数とナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で食品・飲料・タバコや耐久消費財・アパレルが下落した。
ソフトウェアのオートデスク(ADSK)は、決算内容が好感され大幅上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け堅調推移。ピザチェーンのパパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)は、創業者のジョン・シュナッター氏のCEO退任以降、経営安定化の為に複数の金融機関をアドバイザーに起用してきたことを明らかにし買われた。アルミ応用製品のアルコニック(ARNC)は、身売りを検討していることが報じられ急騰。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は、既存店売上高の予想外の落ち込みを受けて下落した。
クリーブランド連銀総裁は、今年の米成長率予想を引き上げ、利上げ継続を支持する考えを示した。
Horiko Capital Management LLC
《TM》
提供:フィスコ