明日の株式相場見通し=週末で利益確定売り優勢、2万3000円の攻防にもどかしさ

市況
2018年8月30日 17時31分

あす(31日)の東京株式市場は、日経平均株価がきょうまで8日続伸した後の週末とあって、利益確定の売りが優勢となりそうだ。日経平均株価2万3000円奪回を巡る攻防で、朝方から午前の上昇分を午後に縮小するというほぼ同様の展開が、きょうまで3日間続いた。これにより、終値で2万3000円を突破できないもどかしさが、市場心理をやや後退させているようだ。

市場関係者からは「日経平均は小幅高で8日続伸となったものの、東証株価指数(TOPIX)は5日ぶりに小幅反落となった。連日の米株式市場でのNYダウ平均株価の上昇と、外国為替市場での円高・ドル安進行も、日本株を上昇させる効果がやや薄れてきたようだ。国内独自のプラス材料が見いだされるまでは、こう着相場が続きそうだ。なお、きょうの東証1部の売買代金は2兆6338億円と膨らんだものの、これはTOPIXの浮動株比率変更に伴う取引終了間際のリバランスに伴う売買という特殊要因だった」との見方が出ていた。

30日の東京株式市場は大きく買い優勢で始まった後、利益確定売りが出たものの、大引けでもプラス圏を確保し、昨年10月に16連騰を記録して以来となる8日続伸となった。日経平均株価終値は、前日比21円28銭高の2万2869円50銭と8日続伸した。

日程面では、各府省の19年度予算の概算要求締め切り、日中財務対話、7月の鉱工業生産指数・有効求人倍率・完全失業率に注目。海外では、米8月の消費者態度指数、中国8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、ユーロ圏8月の消費者物価指数・7月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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