伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月31日記)
日経平均株価は、昨晩の円高、NYダウの下げにより、本日の寄り付き値が下放れて、足型で「アイランド・トップ」の格好になる公算です。
昨日、5月21日の高値2万3050円を越えられずに上値を抑えられて、本日の寄り付きで、昨日の高値が戻り高値になっているサインをつけることになるので、昨日の高値2万3032円は、当面の強力な抵抗となって、今後の価格が下降を開始する可能性が大きくなったと言えます。
本日は、上値の重い場所がすぐ上にある状況なので、寄り付き後、上値を試す動きがあらわれても、すぐに下降を開始すると考えられます。
本日は、値幅の大きな下げ場面になることも十分に考えられます。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。
◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。
株探ニュース