話題株ピックアップ【夕刊】(3):バリューデザ、夢展望、FFRI

注目
2018年8月31日 15時17分

■三菱UFJ <8306>  670.8円  -12.5 円 (-1.8%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>がいずれも続落、みずほフィナンシャルグループ<8411>も3日ぶり反落となるなどメガバンク株が軟調。ここ米長期金利が再び低下基調にあり、前日の米10年債利回りは続落で2.85%台まで低下、米株市場ではゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループ、バンクオブアメリカなど大手金融株が軒並み値を下げた。この流れを引き継ぐ形で東京市場でも銀行株セクターに逆風が強い。

■トヨタ自動車 <7203>  6,930円  -73 円 (-1.0%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が軟調。足もと外国為替市場で1ドル=111円近辺の攻防となっており、これが輸出株全般に逆風材料となった。特に為替感応度の高い自動車株セクターは買い手控え感が強まりやすい。トランプ米大統領が、来週にも中国からの輸入製品2000億ドル相当に追加関税を発動する考えであることが伝わり、米中貿易摩擦問題に対する警戒ムードが再び高まっていることもネガティブに作用している。

■バリューデザイン <3960>  2,123円  +400 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値

バリューデザイン<3960>がストップ高。同社はプリペイドシステムを提供、企業の販促に活用するプリペイドカードの発行支援事業などを手掛けており、キャッシュレス化の流れが追い風となった。30日取引終了後、りそなグループが開始する流通・サービス業向け決済サービス「りそなキャッシュレス・プラットフォーム」へハウスプリペイド管理機能を提供することを発表、これが手掛かり材料となった。

■DMP <3652>  6,290円  +830 円 (+15.2%) 一時ストップ高   本日終値

ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>が続急騰。30日の取引終了後、PALTEK<7587>と米ザイリンクス社のFPGAを活用したエッジAIソリューションの協業で合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。PALTEKが提供するザイリンクス社製FPGA「Zynq UltraScale+ MPSoC」を利用することで、急速に発展する人工知能(AI)分野でカスタム ハードウェア アクセラレータを迅速に導入できるようにするのが狙い。また、CPUやGPUと比べて、FPGAは少ない消費電力で高い性能と低レイテンシを実現できるため、顧客は独自に用意したディープラーニングの学習モデルをFPGAに実装することができ、エッジ側の組み込み機器にAI機能を迅速に実装することが可能になるとしている。

■夢展望 <3185>  769円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

夢展望<3185>がストップ高。同社は若年の女性層を中心に衣料品をネット販売するが、売れ筋商品のラインアップ拡充などで収益成長に向けた取り組みを図っている。そうしたなか、30日取引終了後に女性向けアパレル事業を運営する住友商事<8053>系の衣料会社である住商ブランドマネジメントの全株式を取得し子会社化することを発表、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込む形となった。

■FFRI <3692>  2,544円  +238 円 (+10.3%)  本日終値

FFRI<3692>が3日続伸。同社は30日、日本貿易振興機構(ジェトロ)が行っている海外展開支援プログラム「ジェトロ・イノベーション・プログラム」の米国・シリコンバレープログラムに採択されたと発表。これによる今後の展開などが期待されたようだ。「ジェトロ・イノベーション・プログラム」は、特許庁の補助事業としてジェトロが海外のアクセラレーターと提携し、ビジネスモデル構築研修、メンタリング、ピッチ、展示会での商談機会、ビジネスマッチングなどの支援メニューを提供することで、日本企業の海外展開を支援するもの。今年度はシリコンバレー、深セン、ベルリン、ASEAN(インドネシア、マレーシア、タイ)の6地域を対象に実施される。

■ラクーン <3031>  658円  +58 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

ラクーン <3031> が急伸。30日大引け後に発表した19年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比27.9%増の1.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のEC事業で卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の海外流通額が拡大したことが寄与。後払い方式の決済サービス「Paid」の取扱高増加に加え、売掛保証サービスが伸長したことも大幅増益に貢献した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。

●ストップ高銘柄

国際チャート <3956>  389円  +80 円 (+25.9%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

オルトプラス <3672>  729円  -150 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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