明日の株式相場見通し=週末で持ち高調整の売り優勢、日経平均は軟調推移

市況
2018年9月13日 17時14分

あす(14日)の東京株式市場は、メジャーSQ算出が経過することに加え、週末に伴う持ち高調整の売りも想定されることから、日経平均株価は軟調な推移が予想される。また、中国8月の経済指標にも関心が集まりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、あすの株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出を控えて、株価を引き上げたいとの思惑を持つ海外ヘッジファンドなどが、株価指数先物に積極的に買いを入れる動きが顕著となり、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>など日経平均寄与度の高い値がさ株価が集中物色され全般相場を牽引した。ちなみに、この2つの銘柄で日経平均を約114円分押し上げた。また、東証1部の値上がり銘柄数は1511に達し、値下がり銘柄数の513(変わらずは84)を大きく上回り、業種別指数でも33業種中32業種が値上がりとなった。しかし、一方で日経平均の騰落レシオ(25日移動平均)は88.5%(13日終値)と低い水準にとどまっており、全体相場が上昇しているという実感を持ちにくい地合いとなっている」との見方が出ていた。

13日の東京株式市場では、朝方から株価指数先物主導の買いが終始優勢で、日経平均株価終値は、前日比216円71銭高の2万2821円32銭と反発し、2万2800円台を回復した。後場に入っても、日経平均は前日比ほぼ200円高水準と、この日の高値圏での小幅な値動きで推移したものの、一方で上値の重さが感じられた。

日程面では、メジャーSQ算出に注目。海外では、中国8月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米8月の鉱工業生産・設備稼働率・輸出入物価が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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