ナスダック、取引所シノーバー買収で機関投資家のデジタル資産投資を容易に【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年9月18日 6時41分

世界第2位の証券取引所ナスダックは14日、スウェーデンを拠点としたトレーディングソリューションプロバイダー、シノーバーの買収を検討していることを発表した。

シノーバーはデジタル資産の対応を積極的に行っていることで知られており、機関投資家によるデジタル資産への投資が容易になる。シノーバーは、仮想通貨カストディ大手のビットゴーと提携。

ナスダックのフリードマン最高経営責任者(CEO)は声明の中で、「シノーバーの知的資本、テクノロジー能力と、我々の市場テクノロジービジネスの統合はナスダックの幅を広げる。この買収で我々が世界的な市場インフラ運営における能力を強化し、新たな成長分野を拡大する我々の能力に拍車をかける」とした。シノーバー買収では、特に同社が保有する仮想通貨カストディンサービスが魅力となったようだ。

買収の報道は、ナスダックが間接的に仮想通貨のトレーディングにも意欲を見せている証拠との見方も強まった。米証券取引委員会(SEC)がウィンクルボス兄弟により申請されたビットコインETFを却下したことを受け、ナスダックは仮想通貨セクターの専門家と非公式会合を開催。参加者は、伝統的な証券商品として仮想通貨を取り締まる方法を協議。特に米証券取引委員会(SEC)を譲歩させる手段を協議したと報じられている。

仮想通貨相場は17日も、CBOE先物の9月限月の期限を19日に控えて、売りが優勢となった。しかし、機関投資家による仮想通貨市場参入への期待感も根強く、下支え要因となった。

《KY》

提供:フィスコ

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