フォーバル Research Memo(4):2019年3月期第1四半期は好調な滑り出し

特集
2018年9月19日 16時39分

■業績動向

1. 2019年3月期第1四半期の業績概要

フォーバル<8275>の2019年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.1%増の12,888百万円、営業利益が同35.6%増の557百万円、経常利益が同40.7%増の592百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同89.7%増の401百万円となり、売上高・各利益ともに好調に滑り出した。

売上高に関しては、フォーバルテレコムビジネスグループ及びフォーバルビジネスグループが増収をけん引。再生可能エネルギー特別措置法(FIT法)改正の影響で構造改革を進める総合環境コンサルティングビジネスグループの減収を補って余りある成果を上げた。また、「その他」セグメントである人材教育部門も好調に推移した。

営業利益に関しては、フォーバルビジネスグループの利益成長が全社の増益に大きく貢献した。アイコンサービスを始めとする付加価値の高いサービスが伸びたことが要因である。また、総合環境コンサルティングビジネスグループでは太陽光パネルからLEDや蓄電池の販売にシフトし構造改革が進捗したために、前期のセグメント損失から黒字転換を果たした。全社としては増収効果により売上総利益が前年同期比7.8%上昇し、販管費の上昇もあったものの(同4.6%増)、営業利益で同35.6%の増加となった。

健全かつ安定な財務状態を維持

2. 財務状況と経営指標

2018年6月末の総資産は前期末比1,362百万円減の23,617百万円となった。そのうち流動資産は1,557百万円減であり、受取手形及び売掛金の1,086百万円減、現金及び預金の692百万円減などがその要因である。固定資産は195百万円増と大きな変化はなかった。

負債は前期末比1,282百万円減の13,787百万円となった。そのうち流動負債は1,300百万円減であり、支払手形及び買掛金の995百万円減、未払法人税等の599百万円減などが主な要因である。固定負債は18百万円増で大きな変化はない。有利子負債の残高は2,118百万円であり、現金及び預金6,750百万円と比較しても低水準にある。

経営指標(2018年6月末)では、流動比率が151.7%(前期末148.4%)、自己資本比率が37.6%(前期末35.8%)となっており、健全かつ安定な財務状態を維持している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

提供:フィスコ

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