<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年9月21日

市況
2018年9月21日 16時31分

今週の日経平均終値は23869円93銭、前週末比775円26銭高でした。

今週の日経平均は2週連続の大幅上昇となり、三角もち合い上放れの形を鮮明にしてまいりました。2万3000円で4カ月も上値を抑えられてきただけに、この水準での売りエネルギーは相当溜まっていたのでしょう。2000億ドル追加関税の税率が10%(当初は25%)と決まっただけで上に跳ねたのですから、もともと流れは「上方向」と決まっていたような気がします。これで強気の業績相場が復活。米国景気、為替(円安)が追風となっている状況から、控えめな今期予想を出している日本企業の今期業績上方修正は必至でしょう。現状でもPERは13倍台半ばという割安さなので、この秋相場中の年初来高値(2万4129円)更新も可能なのではないでしょうか。チャート上では2万3000円のカベが天地返しとなって今度は短中期的な下値カベ、つまりサポートゾーンとなりました。日米貿易交渉(FFR)で日本の自動車に高関税が課される最悪シナリオさえなければ、現在の業績相場においてここを割り込む可能性は極めて低いと思われます。一方、日経平均の上値は今期も上場企業が最高益を更新する状況なので1月の年初来高値は本来なら通過ポイントに過ぎません。増益率によってそこから先の上値も変わってきますので(例えば5%増益ならPER14倍でも2万5000円弱が今期中の目安)、それは10月下旬から始まる中間決算発表を見ながらということになるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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