16日の株式相場見通し=米株安と円高進行を嫌気して売り優勢

市況
2018年10月16日 8時32分

16日の東京株式市場は、前日の米株式市場でのNYダウ平均株価の下落や、外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して売り優勢が予想される。日経平均株価は下値模索となりそうだ。16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円80銭近辺での推移となっている。

市場関係者からは「きのうの大幅下落で、日経平均は200日移動平均線(2万2504円85銭=15日)や、3月につけた終値ベースの年初来安値2万617円と8月の安値2万1857円を結んだ下値支持線を割り込んだことから、当面下値模索となる可能性もある」との見方が出ていた。

15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比89.44ドル安の2万5250.55ドルと反落した。主力ハイテク株を中心に下落。アナリストから中国の需要減リスクを指摘されたアップルが下落したほか、同じくアナリストが目標株価を引き下げたネットフリックスも安い。エヌビディアやアプライド・システムズなど半導体関連株も値を下げた。バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど銀行株が軟調。半面、プロクター&ギャンブルやディズニー、テスラが値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同66.150ポイント安の7430.744と反落した。

日程面では、安倍首相がスペイン、フランス、ベルギーを訪問(20日まで)、9月の訪日外国人客数、9月の首都圏新規マンション発売、家電・ITの国際見本市「シーテック・ジャパン」(19日まで)に注目。海外では、EU総務理事会、米9月の鉱工業生産・設備稼働率、中国9月の消費者物価指数・生産者物価指数、独10月のZEW景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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