東京株式(大引け)=277円高、前日急落の反動で買い戻され高値引け

市況
2018年10月16日 15時47分

16日の東京株式市場は不安定な展開ながら買い優勢。後場寄り大口売りが出て伸び悩んだものの、後半は買いの勢いが増した。日経平均はこの日の高値で着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比277円94銭高の2万2549円24銭と急反発。東証1部の売買高概算は12億6021万株、売買代金概算は2兆4823億円。値上がり銘柄数は1112、対して値下がり銘柄数は910、変わらずは87銘柄だった。

きょうの東京市場は強弱感対立のなかも、前日の急落の反動で買い優勢に傾いた。米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに軟調で、貿易摩擦問題やサウジアラビアを巡る問題などが買い手控え材料として意識されたが、きょうは取引時間中に為替が円安方向に振れたことなどが支援材料となった。前場は不安定な動きで、後場寄りも大口の売りが観測されたが、その後はバランスを立て直した。後場後半には米株価指数先物が上昇しているのを横目に主力株にインデックス的な買いが流入し全体指数を押し上げた。業種別には原油関連が買われたほか、不動産セクターに資金が流入した。結局、日経平均は2万2500円台を回復し高値引け。ただ、値がさの指数寄与度の高い銘柄に買いが偏った面もあり、値下がり銘柄数の方も900を超えている。

個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が高く、ファーストリテイリング<9983>も2000円を上回る上昇で日経平均に大きく寄与した。ソニー<6758>も買い優勢、NTT<9432>も物色人気を集めた。NTT都市開発<8933>、エスケイジャパン<7608>がストップ高に買われたほか、セラク<6199>も値を飛ばした。レノバ<9519>が商いを伴い上昇、ドトール・日レスホールディングス<3087>、大陽日酸<4091>なども上値を伸ばした。

半面、資生堂<4911>が軟調、花王<4452>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。ベクトル<6058>が急落、ピジョン<7956>も大きく売られた。ベルーナ<9997>、日本金銭機械<6418>なども安い。コーナン商事<7516>、コジマ<7513>が売りに押され、Gunosy<6047>も反落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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