東京株式(大引け)=182円安、米長期金利の上昇警戒に加えアジア株安も重荷

市況
2018年10月18日 15時40分

18日の東京株式市場は前日のNYダウの下げなどを受け利益確定の動きが優勢、日経平均は主力株中心に広範囲に売られる展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比182円96銭安の2万2658円16銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億2855万株、売買代金概算は2兆2700億円。値上がり銘柄数は709、対して値下がり銘柄数は1313、変わらずは87銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方は前日終値を上回って推移する場面もあったが、徐々に売りに押される展開で後場に入っても水準を切り下げた。前日の米国株市場でNYダウが一時300ドルを超える急な下げをみせるなど、不安定な動きをみせたことから再び警戒感が強まった。日経平均は前日までの2日間で約570円の上昇をみせていたこともあり、目先利益を確定する動きが出やすかった。注目されたFOMC議事要旨の内容はタカ派的な印象で米長期金利が上昇、利上げペースが早まることへの懸念が浮上した。また、取引時間中は中国・上海株が大きく値を下げたほか、他のアジア株市場も総じて軟調だった。業種別では石油や資源株が売られ、機械株にも売りが目立った。一方、不動産や小売など内需株が相対的に強い動きをみせている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も安い。ファナック<6954>、キーエンス<6861>も値を下げた。安川電機<6506>も安い。KYB<7242>が急落で下値模索が続き、田淵電機<6624>も大きく利食われた。ブレインパッド<3655>が下落、出光興産<5019>、昭和シェル石油<5002>など石油株の下げも目立つ。スルガ銀行<8358>も売られた。

半面、トヨタ自動車<7203>がプラス圏を維持し、武田薬品工業<4502>も堅調に推移。JT<2914>も上値指向。ネオス<3627>が急騰したほか、ソースネクスト<4344>も値を飛ばした。セラク<6199>が買われ、ワコム<6727>も物色人気となった。ワールド<3612>、クラリオン<6796>、IDOM<7599>なども買いが優勢だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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