19日の株式相場見通し=週末に伴い持ち高調整の売り、米株安も懸念材料に

市況
2018年10月19日 8時31分

19日の東京株式市場は、週末に伴う持ち高調整の売りに加え、来週後半から本格化する4~9月期決算発表に伴うガイダンスリスクを回避しようとする姿勢が強まるものと想定されることから、日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。また、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅安となったことも懸念材料となりそうだ。19日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円20銭前後での推移となっている。

18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比327.23ドル安の2万5379.45ドルと大幅続落した。中国株安の影響が懸念され、NYダウは一時400ドルを超す下落となった。米国とサウジアラビアとの関係悪化も警戒された。キャタピラーやボーイング、スリーエムなど資本財株が安く、アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力テクノロジー株が値を下げた。バンク・オブ・アメリカなど銀行株やインテル、アプライド・マテリアルズなど半導体株も下落した。一方、決算内容が好感されアルコアが急伸。メルクやエクソン・モービルは高い。ナスダック総合株価指数は、同157.564ポイント安の7485.139と続落した。

日程面では、ラーメン事業(横浜家系ラーメンを主体とした国内直営店、海外直営店の運営、ならびにプロデュース店への食材提供や運営ノウハウ供与など)を手掛けるギフト<9279>が東証マザーズ市場に、システムインテグレーション事業および教育サービス事業を展開するディ・アイ・システム<4421>が東証ジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。

このほかに、黒田日銀総裁が全国信用組合大会で挨拶、9月の消費者物価指数に注目。海外では、中国7~9月期のGDP、中国9月の小売売上高・鉱工業生産・都市部固定資産投資、米9月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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