主力処を避けた中小型株での成長株物色に妙味/オープニングコメント

市況
2018年10月19日 8時57分

19日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り優勢の相場展開になろう。18日の米国市場では米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まり、ハイテク株を中心に売りが先行。また、中国経済の減速懸念からアジア株がほぼ全面安となったことも嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円安の22315円。円相場は1ドル112円10銭台と前日からは円高に振れて推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から日経平均はあっさり5日線を割り込み、再び直近安値水準での攻防を余儀なくされよう。東証1部の出来高が連日で12億株台にとどまる薄商いの中、インデックスに絡んだ売買に大きく振らされやすい状況が続くことになる。ただし、インデックスに絡んだ売買以外は、来週からの決算本格化を前に下を売り込む流れにはなりづらいとみられる。

そのため、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>などは重石になるものの、イレギュラー的な価格が形成されやすい中小型株などには、押し目拾いのタイミングを窺う動きもみられてくるだろう。また、前場半ばからは中国市場の動向に振らされる格好となることもあり、より主力処を避け、中小型株に向かいやすいところでもある。

下値不安がくすぶる中ではあるが、決算を手掛かりとした物色や材料性のある中小型株の一角などは下値の堅さが意識されている。外部要因を受けたインデックス主導の中では、個人主体の中小型株での成長株物色に妙味がありそうだ。

《AK》

提供:フィスコ

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