コスモ・バイオ---抗体作製支援システムにて、エムティーアイと業務提携
コスモ・バイオ<3386>は22日、エムティーアイ<9438>が保有する、抗体が結合する抗原タンパク質の限られた部位(エピトープ)を選び出すエピトープ解析システム「MODELAGON」(モデラゴン)を同社の抗体作製受託サービスに導入し、協業することを発表、同サービスを11月1日に開始する。
「MODELAGON」は、エムティーアイが2018年7月より提供を開始し現在、特許出願中のエピトープ解析システム。完全自動化することで、わずか数秒でエピトープ部位を予測し、抗体作製に最適な抗原ペプチドの提示を実現、AIによるデータ蓄積を通じ予測精度の向上を図る。
本協業は、同社にとっては「ペプチド合成・抗体作製事業」の拡充を目指し、エムティーアイはライフサイエンス分野への参入を図る狙い。
目的に合った最適な抗体を迅速に提供できるようになるばかりでなく、基礎研究に使われる多様なタンパク質のエピトープ解析実績を内部に集積することにより「MODELAGON」の性能を高め、エムティーアイにおいて、将来的に病気の早期発見や創薬の支援につながるシステムの構築を目指すという。
《SF》
提供:フィスコ