23日の中国本土市場概況:上海総合2.3%安で3日ぶり反落、大型金融株が下げ主導

市況
2018年10月23日 16時57分

23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比60.05ポイント(2.26%)安の2594.83ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、62.95ポイント(2.26%)安の2717.43ポイントで取引を終えている。

戻り売りに押される展開。昨日の上海総合指数は4.1%高と大幅続伸し(2営業日の上昇率は累計6.8%)、約2週ぶりの水準を回復していた。米ドル高を背景に、新興国などからの資金流出も懸念される。香港、日本を含むこの日のアジア株全面安もリスク回避スタンスにつながった。政策期待が根強いなか、指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、上値は重く、大引けにかけて下げ幅を広げている。

時価総額上位の金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が2.8%安、中国平安保険(601318/SH)が3.6%安で引けた。消費関連株も安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が7.4%下落した。資源・素材株、ハイテク株、医薬株、インフラ関連株、不動産株など全セクターが売られている。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が4.07ポイント(1.48%)安の269.94ポイント、深センB株指数が16.22ポイント(1.82%)安の875.82ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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